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2005/04/30

JJ 植草甚一 再び

JJという二文字を見て、何を連想するだろうか?

 OLであれば、女性雑誌のJJを思い浮かべるだろうが、ちょっと古いモダンジャズファンであれば、トロンボーンのJJジョンソンだろう。そして1960年、70年代カルチャーをリアルタイムで経験した人なら、映画評論家にしてジャズ評論家、小説評論家そして雑学エッセイストであるJJこと植草甚一だ。

 60年代、70年代に数多くの雑誌に登場していたJJだが、最近はまったく見かけることがなく、私にとっては忘れ去られた人であった。しかし、昨年10月頃、神田にある三省堂本店で植草甚一フェアが開かれ、植草甚一倶楽部シリーズ全5冊(1994年発行)があったので買ってみた。JJが現役時代、雑誌は買ったことがあったが、ハードカバーの本を買ったことはなかったので、これが初めてのJJ本の買い物である。JJの文章は、夜中にちょっと読むのに丁度よい。なにしろ話題がどんどん飛ぶので、どこから読んでもよいし、どこで中断してもよいのだ。これはベッドサイドブックに最適。

 年が明けて東京堂ふくろう店に行ったら、今度は「植草さんについて知っていることを話そう」高平哲郎(晶文社)が平積みされているのを見つけたので、これも買ってみた。こちらは2005年1月の最新刊である。この時期にJJ関係の本が、新たに出たのには驚いたが、JJの人間像がわかって面白い本である。外国の雑誌や新聞でしか情報が入手できなかった時代、ニューヨークに行っていないのに、誰よりもNYの通りや店の情報に詳しかった。その後、実際にNYに行ったらほとんど毎日古本を買っていた。外出時のファッションと全く違って、自宅では日本的生活をしていたなど話題満載である。

 JJブームが再び来るか分からないが、面白そうなものなら何でも集めてみようというJJのスピリットには、共感するものがある。今の時代にJJがいたら、毎日マイナーインターネットサイトを探し、面白い記事を我々に紹介してくれるだろう。

Dsc02224

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