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2005/09/18

芭蕉の花

椿山荘で行われる会に予定時間より早めに着きそうだったので、神田川沿いにある関口芭蕉庵に寄ってみた。

桜の季節は、花見客で賑わう関口芭蕉庵前の通りも、秋のこの時期はときどき散歩をする人が通るだけでひっそりとしている。神田川に沿って建つ塀上には、大きな芭蕉の葉が青空の下に縦横に広がり、よく見れば、葉の間に黄色い大きな蕾(つぼみ)のようなものが下がっている。さらに茎をたどると、青い小さなバナナようなものが、たくさんなっている。家に帰り調べてみたら、外側の黄色い部分は苞(ほう)と言うもので、ちょっとめくれた苞の奥にあるのが本当の花らしい。

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芭蕉庵で見る芭蕉の花、俳句愛好家なら一句読むところかもしれないが、ちょうど昼食前だったので思いついたのは「芭蕉の花や実は食べられるのだろうか?」という、いたって素朴な疑問であった。

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2005/09/03

落語ブームが来たって、ホント?(5)

 久しぶりに東京堂書店ふくろう店へ行ったら、青蛙房から発行された「聞き書き、五代目古今亭今輔」を見つけた。

 最近は、古今亭今輔の名を聞くことは少ないが、かつてラジオ寄席やテレビ寄席が盛んだった頃は、よくその落語を聞いた。ちょっと早口でだみ声、お婆さんものの話で人気があった落語家である。

 英語やクラッシク音楽が好きな元気なお婆さんが登場する「青空お婆さん」などの新作を演じる一方で、「もう半分」などの本格的な怪談ものなども演じた。真面目で頑固だったので、若い頃はいろいろ苦労が多かったようだが、晩年は落語協会の会長を務めた人である。

 ところで、一般には、訛りがあったので、新作落語に取り組んだように言われる今輔師匠だが、どうもそんな簡単なものでは無いらしい。「聞き書き」によれば、楽屋内でも訛りについて色々言われ随分気にしていた時代もあったが、長谷川伸氏(劇作家)や三代目小さん師匠の言葉から、訛りや新作落語への批評を気にしなくなったと語っている。新作落語の難しさ、古典芸能としての落語など、「聞き書き」の内容はなかなか読み応えがある。

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