« いまふたたび伊丹十三(4) | トップページ | ありふれた町を歩く »

2006/06/19

行商列車が行く

 先日、友人の車で京成日暮里駅へ送ってもらったとき、話が行商専用列車になった。千葉の成田あたりから上野まで運行していた電車で、大きな野菜カゴを背負ったおばさんたち専用の列車である。

 子供の頃は、我が家にも、カゴを背負ったオバサンが来ていた。新鮮野菜の産地直送宅配という、じつに便利で贅沢なシステムだった。朝一番で収穫された旬の野菜を、カタログでなく現物を自宅で確かめたうえ買えるのである。最近の訪問販売はあやしいものもあるが、野菜のオバサンは、何年も通っているので買うほうも安心していたし、売るほうも、この家はこの時季にどんな野菜を買うか分かっていたので、じつに無駄がなかった。こんな素晴らしい流通システムが他にあっただろうか。

Dsc05520 今日、たまたま京成電車にのる機会があり駅の時刻表をみたら、行商専用列車の注意書きが貼ってあった。最後尾1両だけとなっているが、いまも行商列車が走っているのである。

|

« いまふたたび伊丹十三(4) | トップページ | ありふれた町を歩く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74890/10599327

この記事へのトラックバック一覧です: 行商列車が行く:

« いまふたたび伊丹十三(4) | トップページ | ありふれた町を歩く »