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2006/06/22

いまふたたび伊丹十三(5)

 伊丹十三の日本世間噺大系に「プレーン・オムレツ」という話がある。レストランを訪れそこのオヤジから、プレーンオムレツの作り方を聞き出すのである。

 オヤジがオムレツを作るのを見るのだが、あまりにあっけなく作ってしまう。原稿30枚程度にする予定だったが、これでは難しいだろうとオヤジが心配するなか、伊丹十三自らフライパンを握ると一回目は失敗するが、二回目にどうにか成功する。その間に、オムレツ作りのコツにくわえて、昔の料理人の待遇や、いかにプロがフライパンを使うかの話をオヤジから聞きだし見事な文章にまとめている。

 日本世間噺大系では、このオヤジが誰なのか書いてないが、オヤジとは日本橋にある有名な洋食屋たいめいけんの茂出木心護だ。昨日、「匁」の話で紹介した茂出木心護「たいめいけんよもやま噺」には、”伊丹十三さんがオムレツのことをききにこられ、原稿用紙四百字詰め三十枚にまとめるとおっしゃる”とある。

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