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2007/01/30

1Aのダブル

 このところ出張が続いているが、仕事の都合で直前まで出発時間がなかなか決まらず、当日に新幹線指定券を購入することが多い。仕事場近くの駅の自動券売機に向かい、行き先と時間を指定して、画面の一番上に表示される列車を選ぶ。座席指定は、可能であれば窓際にしているが、選べない場合がほとんどだ。

 ところで一昨日、昨日と二日連続とも券売機から出てきた切符は1A席、1Aのダブルだ。

 東京から大阪方面を向かった一昨日は、全席満員の状態、隣にすわったのは二人のおじさんたち。東京駅を出るや、焼きちくわを肴に酒盛りという昔懐かしい光景を作り出していた。どうやら料理関係の仕事をしているらしく、某有名調理人の名をなんども繰り返し、会長選をどうするという話を熱く語っていた。どうやら調理人の世界も、腕だけではだめで政治力も必要らしい。この二人の話はそのまま漫才のようで、ツッコミはそれほどでもないがボケはそうとうなものだった。昔は列車に乗ると、にぎやかな小父さんがよくいたけど、最近はめっきり少ない。久しぶりに見かけた漫才風おじさんたちに、ちょっと懐かしい気分に浸ってしまった。
 
Ac100v さて1A席だが、頻繁にドアが開くのでうるさくて、あえて選ぶほどの席ではない。ひとつ便利そうなのは、AC100Vのコンセントが壁についていることだ。これは業務用とは別なコンセントで、容量は2Aとなっているがノートブックパソコンなら十分使えるだろう。注意書きシールを読むと、「このコンセントからの電源は停電、または電圧変動することがあります。機器の仕様をご確認の上、お使い下さい。」とある、おいおい、いまどきそんな不安定な電源はないだろうとツッコミをいれたくなり、JR東海のホームページで調べたら「トンネル通過の際に短時間ですが電源が遮断されることがあります」とあった。まあバッテリ動作のノートブックや携帯電話の充電なら、とりたてて気にすることはなさそうだ。私の場合、使う機会はなさそうだが、いざというときは便利だろう。なお言い忘れたが、この電源コンセントは、700系の一部車両に付いているとなっており、現状では全車両にあるとは言えないようだ。

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2007/01/27

時代の空気

 今月新刊となった「名作写真と歩く、昭和の東京」(川本三郎、平凡社)を購入した。この本は「読売ウィークリー」に連載された「東京時空散歩」を編集したもの、有名写真家による昭和東京写真に川本三郎が文章をつけている。東京を地域ごとに分け、1930年代から1980年代の昭和の風景を紹介しているが、新しく編集されただけあって、年号は全て西暦に統一されている。

Futabaya 本郷・湯島・御茶ノ水界隈のなかに、小川町1959のタイトルで交差点の写真がのっている。タイトルで分かるように1959年に撮影されたものだが、この景色は1970年代も同じようだった気がする。フタバヤ、尾張屋とならびその隣りに、店内に鉱物標本や宝石の原石をおいてあった金石舎があったはずだ。谷中1977に写っている羅漢さんも、実際にこの格好(上半身は裸で半ズボン姿)で歩いていたのを見たことがある。このような光景は、実際に昭和を生きたひとに共感を呼ぶだろう。

 ところで申込書などに日付を書き込むとき、ふと手が止まることがある。今年は平成何年と書こうとして、すぐに出てこないのだ。平成も19年たっているのに、いまだに私は戸惑ってしまう、なぜだろうか?

 いまや日常見かけける年月日はほとんど西暦表示、07などという表記は説明がなくても2007年の下二桁だろうと解釈してしまう。それではすべて西暦で良いかとなると、そうでもない。たとえば昭和30年代は、1955年から1964年となるが、これはやはり昭和で呼ばないと時代の空気が伝わらない気がする。

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2007/01/20

オルガンの消えた町

 先日、神保町花月が誕生することをお知らせしたが、今度は消えたお店の話。古書店に詳しい人なら、小宮山書店の裏にあった文省堂と明文堂書店があったブロックと言えばわかると思うが、そこが取り壊されている。

Tdsc01819 古い神保町をご存知の方なら、すずらん通りのアサヒ印房とツルオカピアノのあったブロックが取り壊されていると言ったほうが分かりやすいだろう。もう10年ぐらい前だろうか、ツルオカピアノで古いオルガンを見せてもらったことがある。その昔、小学校にあったような古い足踏み式のオルガンだが、深い赤茶色のボディがとてもキレイだった。我が家に置き場所があれば是非ほしかったが、残念ながら大きすぎて断念するしかなかった。
 足踏み式の古いオルガンは、デジタル化されたエレクトーンや電子ピアノの音とちがって、どこか懐かしいというか、ほっとするような音色がする。あのオルガンはどこに行ってしまったのだろうか・・・いつか広い部屋に住むことがあったらぜひ置いてみたい。

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2007/01/14

村田キセル

 先週は出張つづきでブログを更新できず。出張カバンは仕事の資料で一杯、それでもコートのポケットに江戸の老舗に関する本を一冊放り込み、電車の待ち時間などに読んでいた。話しが江戸商人の服飾に進んだとき、「煙管屋の店員」という中で”煙管屋、上野池之端仲町にあった住吉屋は、浅草御蔵前黒船町の村田屋と一、二を競い。「住吉と村田張り合い磨き合い」と川柳にまで詠まれた”の記載をみつけた。

 そこで思い出したのが昨年みつけた羅宇屋「村田キセル」の写真だ。

 子供の頃、上野公園で何度か見かけた記憶があるが、羅宇屋(ラウ屋)というものがあった。キセルの販売修理をする自転車屋台だが真鍮製の小さな蒸気発生器を積んでいて、昔の蒸気機関車に似たピーという甲高い音を時々鳴らすのが子供にはとても面白かった。

 昨年、その羅宇屋の写真を古い本で見つけたとき、「村田きせる」という名が羅尾屋のガラスケースに書かれているのに気づいた。そのときは、「村田きせる」というのはこの屋台の屋号かと思っていたが、どうやらそう簡単なものでないらしい。私自身、タバコを吸わないのでタバコの名前はもちろんタバコ道具などは全く知らなかったのだが、村田キセルというのは江戸時代からある有名なお店だったのだ。

 さらに手元にあった東京本を調べたら、”キセルの村田文六は享保三年創業、村田の名前は余りに名高くキセルの代名詞となった”と記載されていた。村田のキセル製造は戦後まで続いていたが、”戦後あふれた「村田」のキセルは軍需工場が余材を利用して勝手に作ったもので、市販の村田の大半はニセ物”とも書いてある。「村田キセル」とはキセルの代表であり、ニセ物がでるほどのブランドだったのだ。

 さて今週も出張がつづく予定、こんどは何の本を持っていこうか?

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2007/01/07

神保町花月

 昨年の6月ごろ、神保町に映画館・劇場ができることが古書仲間で話題になっていましたが、その内容が1月5日新聞発表されました。

Tdsc01759 建物は三省堂裏となっていますが、これは文房堂裏に建設中の小学館のビルでしょう。映画館は「神保町シアター」で100席、劇場は神保町花月の名からも想像できるように吉本興業のお笑い専門劇場で126席で7月オープン予定。同ビルには吉本総合芸能学院(NSC)東京校も入るそうです。
 神保町で漫才とは意外な気もしますが、いまや漫才は若者文化の一つですから、このような劇場もありでしょう。できれば若者だけでなく、大人も楽しめる東京のお笑いを神保町花月に期待したいものです。いずれにしろ、新しい映画館と劇場は大歓迎、神保町へいく楽しみが増えそうです。

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2007/01/06

二年越しの「煙が目にしみる」

 年末に部屋の掃除をしていたら古いビデオテープやCDが出てきました。ビデオテープは、すでに10年以上も前のもので、録画してあったのをとっくに忘れていたもので、タイトルラベルをみたらザッツエンターテイメントPART1,PART2とありました。

 じつはザッツエンターテイメントはある理由があって、年末に地元のレンタルビデオショップへ探しにいったのですが、在庫なしと言われた作品でした。

 先月、いやもう去年になりますが、masaさんが「煙が目にしみる」をブログで取り上げ、そのなかでこの歌が登場する映画として「Smoke」を紹介していました。私自身、この歌を何かの映画で見た記憶があり、阿佐ヶ谷でお会いしたときに、「煙が目にしみる」が登場する映画は他にもありますと軽く言ってしまいました。しかし、何の映画だったか確かな記憶がなく、そのままになっていました。

 「煙が目にしみる」「映画」をGoogleで検索すると、スピルバーグの「オールウエイズ」が引っかかりますが、これは見ていないので別な作品のはずです。そうこうしているうちに、「煙が目にしみる」はミュージカル映画の音楽であることが分かりました。

 ミュージカル映画といえばMGM、MGMといえばザッツエンターテイメントだということで、このビデオをレンタルビデオショップで探したのですが在庫がありません。たぶん、このようなビデオを借りる人はもういないのかと諦めたところに、今回のビデオテープが出てきたのです。

 早速、見つけたザッツエンターテイメントPART1,PART2を見ました。

 ありました!PART2でキャサリングレイスンが映画「Lovely to Look At」で「煙が目にしみる」を唄っています。画像はすっかり忘れていましたが、私が覚えていたのは、どこか甘いこの歌声です!二年越しの「煙が目にしみる」がやっと分かりました。PART2を見直してみると、フランクシナトラ、ドリスデイそれにダイナショアなど有名歌手が出ています。シナトラやドリスデイの映像は見たことがありましたが、ダイナショアは初めて。ザッツエンターテイメントを見ると、やはりMGMってほんとうにすごい映画会社だったんですねと、思わず水野さん口調になってしまいます。

追加:煙が目にしみるの歴史

 いろいろの資料をみてみると、「煙が目にしみる」は、1933年ブロードウェイミージュカル「Roberta」のためにジェロームカーンにより作曲されました。このミュージカルは、すぐにフレッドアステアとジンジャーロジャースで映画化され、アイリーンダンという人が唄ったそうです。さらに1952年、「Lovely to Look At」として映画化されキャサリングレイスンが唄い、これがザッツエンターテイメントPART2の収録されているシーンです。

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2007/01/04

ユリカモメと遊ぶ

 お正月の三日、清澄庭園に行ってみたら、池にたくさんの水鳥が浮かんでいた。これは、この季節のいつもの風景だが、ユリカモメの数が増えている。数年前から、コイに与えたエサを横取りするユリカモメあらわれ、やがて空中でエサをキャッチするようになった。それが今年は人の手から直接エサを持っていくのがいる。

Tdsc01680 そういえば、ここ数年、都内で鳥をよくみかけるようになった気がする。銀座の空高くカモメのような鳥が舞っていたし、隅田川沿いのフェンスにずらりと水鳥が並んでいたのを見たこともある。昔から鳥はいて私がいままで気付かなかったのか、それとも東京の水辺に自然がもどってきたのか、はたまた鳥達が都会化して人間を恐れなくなったのだろうか。皆さんのまわりでは、どうでしょうか。

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2007/01/02

わがやのお雑煮

 アースダイバーでお世話になった玉井さんのブログで、「わがやのお雑煮大会」の話しがあったので、私も報告します。といっても我が家の雑煮は、簡素きわまりないもので、具は「鶏肉と三つ葉」のみ、汁は「お醤油、みりん」、餅は「切り餅を焼いたもの」。父親の出身は長野、母親は名古屋ですが、お雑煮は、どちらでもなく強いて言えば東京風。

 中身が単純なので、鶏肉は、モモ肉を鶏肉専門店で購入しています。味付けは、1日目は濃い目で、二日目は少し薄目にしています。(写真のお雑煮は、私が作ったお正月二日目の薄味のものです)

Tdsc01640 一つ、よその家と違うのは、「お雑煮の作り方」、いや正解に言えば「お雑煮を作る人」がよそとちがっていることです。我が家では、「三が日のお雑煮は男が作る」ことになっており、お雑煮は父親の味なのです。現在は、元旦(実際には大晦日の夜遅く)に家族全員が集まると、兄がお雑煮をつくり、二日目は私が作り、いまも「お雑煮は男が作る」を続けています。

 ところで、なぜ我が家では「お雑煮を男が作るか」、はっきり分かっていません。父の子供の頃からそうだったらしく、昔は若水をくみそれで作ったそうです。このような習慣は、我が家だけなのか、それともある地域では昔からそうだったのか分かっていません。以前、友人達に、我が家のように「お雑煮は男が作る」習慣を知っているか聞いたことがありますがが、だれも知る人はいまでせんでした。どなたか同じような習慣をご存知だったら教えてください。

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