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2007/06/27

H=P-G

 H=P-Gという公式があるそうだ。”「幸福(Happy)な生涯」とうのは、一生を通して「愉快(Plesant)と思えた時間」の総和から「憂鬱(Gloomy)と感じた時間」の総和を引いたものだそうだ。・・・一般に「横ならび意識」の強い人は、どうしてもGが大きくなりやすい。いいかえると、何でも他人と比較する癖のある人は、こころの平穏は得にくいようだ。”

Photo_26 これはいま読んでいる「ビフテキの茶碗蒸し」(松山幸雄:暮らしの手帖)に載っている話しだ。著者の松山氏は、新聞社特派員として長くアメリカに駐在し、日米文化論について著作がある。

 Gloomyという言葉は、「薄暗い、憂鬱な、陰気な」なような意味で使われるらしいが、ストレスと言い換えてもよいだろう。ストレスの時間と愉快な時間の関係は相互に作用しているようで、一方が増えればもう一方は減っていく。ストレスが増えても、比例して愉快な時間が増えればよいのだが、そうはならず愉快な時間も減ってしまう。

 となれば、幸福な時間を増やすためには、やはりストレス・憂鬱な時間を少なくするという、あたりまえの話しに落ち着いてしまう。

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2007/06/25

セッジフィールドの庭

 自然のままに置かれた庭もガーデニングと言うと、どことなく美しく感じるから不思議だ。

8dsc03007 まだ住宅地に生垣が多くあった頃、道行く人は、梅や桜などの庭木に加えてさまざまな草花を楽しむことができた。あれはダリアだったと思うが、手入れの良い大輪の花が見事に咲いている庭があった。その一方、名前はあまり美しくないが、小さな淡いピンクの花がかわいいムシトリナデシコが、咲いていた庭もあった。ダリアとムシトリナデシコでは全く異なるように見えるが、どれも現代の庭よりも落ち着きがあった印象がある。

 どうも適当な言葉が思い浮かばないが、最近みかける庭はキレイだが、たたずまいが違うような気がする。出来れば、もっと自然な姿の庭を楽しみたいが、そのままにすれば、いつの間にかに外来種の雑草におおわれ古い在来種は消えてしまう。自然のままというのは、なかなか難しい注文なのだ。

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2007/06/21

上村坂

 仕事場のある一帯は坂道だらけで、この季節になると、ちょっと歩くだけで汗をかいてしまう。

8dsc02980 上村坂(かみむらさか)は、代官山から目黒川に向かう坂道だが、昼でも薄暗い目切坂とは対照的に明るい景色をもっている。わずかに折れ曲がっているが、ほとんどストレート近いので、下から見上げると非常に長く感じる。

 実際、この坂道を上がってみると、日頃の運動不足も一因かもしれないが、そのキツサに驚く。

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2007/06/20

風を見る

 松風という言葉がある。手元にある新明解国語辞典によれば、1.「松に吹く風(の音)」に加えて2.「(茶の湯で)茶がまの煮え立つ音」とある。どこか分かったようでよく分からない説明だが、そもそも松に吹く風の音とは、どのようなものだろうか。

8dsc02597 何々の音と書くだけで、その風景が浮かぶものがある。有名なところでは、芭蕉の俳句にある「古池や蛙飛込む水の音」があるが、これなどは実際に音を聞いたことはなくても、いかにも静かシーンを思い浮かべる。

 我が家から少し歩いたところに、古い松並木がある。数はだいぶ減ったが、今も残る何本かは二階屋の屋根をはるかに越える高さがある。そのどれもが同じ方向に傾いている。もちろん風の影響だと思うが、この場所は海辺から大分離れているので、いつも一定方向の風が吹いているようには思えない。音もなく、頬をなでる空気の流れも無いが、それでも、この風景をみると松風の存在を感じる。それは耳で聞くよりも、松風のイメージをより強く伝えるような気がする。

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2007/06/18

乱歩と東京

 「乱歩と東京」(松山巌)は、サブタイトルに「1920都市の貌」とあるように、大正末から昭和初めに発表された乱歩作品と、その背景にある東京の町を取り上げている。

Photo_22 この本には、大正から昭和初めの建物の写真が収められている。その建築形式をなんと呼ぶか分からないが、あきらかに従来の和風建築と異なる。

 たとえば二階に作られたベランダとその上のアーチや外壁に浮き出た太い円柱などは、あきらに西洋風だ。しかし、完全に洋風化されているかといえば、そうでもない。ベランダは西洋風だが、その手すりの透かし模様は松になっており、まるで和室の欄間のようなである。たぶん大まかなデザインは、欧米の家の絵や写真などを参考に行ったのだろが、その細部は、よく分からずに従来の和風の意匠をそのまま採用している。

 都内にわずかに残る昭和初期の建物を見ると、一見、未消化のようだが、現在のものよりどこか力強さを感じることがある。このところ都内に新しいビルが数多く登場している、どれも洗練されたデザインのようだが、どうも力強さが足りない気がするのは私だけだろうか。

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2007/06/15

青空の下の十字架

 今朝は、いつもより少し遅めに起きたので、駅に向かうころにはすっかり日差しが強くなっていた。例年、梅雨入り直後に快晴の日があるが、今日は、まさしくそのような天気だった。

8dsc02940 踏み切りで電車待ちをしているあいだに空をみれば、青空にハケで刷いたような白い雲が流れている。その雲の端がキレイに青空に溶け込む様子は、まるで秋空のようだった。モクモクとそびえる夏の入道雲は、力強く激しい印象だが、銀色の十字架が輝く教会の屋根のはるか上に拡がる青空と白い雲は、どこか爽やかな印象がある。

 それにしても、こういう風景を見ると、日頃している仕事が小さく見えてしまう。自然が作り出す造形と色は、じつに見事だ。

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2007/06/14

目切坂

 旧山手通りの代官山から山手通りに抜ける坂道がある。

8dsc02918_1 坂を下り振りかえれば、オシャレな代官山の裏とは思えないような山道の風景が目に飛び込んでくる。プロのドライバーにはよく知られているようで、ときどき宅配便のトラックやタクシーが、ものすごいスピードで下っていくが。交通が途絶えたときは、23区内とは思えないような静かな山道風景に戻る。この坂道「目切坂」は、「タモリのTOKYO坂道美学入門」では通勤の抜け道として紹介されているが、やはり、ここはゆっくり歩くのが一番だろう。

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2007/06/13

壷庭か?

 坪庭は、もともと京都の町屋の奥などに作られた小さな庭のことだが、いまはマンションや住宅内に作られた小さな庭も坪庭と呼ぶらしい。

8dsc02923 今朝、ビル前の小道に小さな小さな庭を見つけた。ちょうど缶ビール程度の太さのパイプが道路との境に何本かあったが、その中の一本が長い間抜かれたままになっていた。その穴が埋まり、小さなクローバーを下草にして、その中心に葉の大きな草が生えている。これこそ究極の自然派坪庭だろう。ここまでいけば壷庭かな・・・。

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2007/06/12

夕陽を追いかけ西へ!

 飛行機の圧倒的な速さがもたらす時間のメリットは否定しないが、たえず緊張感がともないどうもリラックスできない。

8dsc02565_1 さすがに北海道日帰りなどの出張は飛行機だが、それ以外は列車を利用している。空間が広くて、体の自由がきくのがよい。また、車輪がレールのつなぎ目を通るときに発する振動と音が作り出す、微妙なリズムも気に入っている。なんといっても次々変わる風景をじっくり見られるのは、飛行機にはない楽しみだ。ということで今日の写真は、沈む太陽を追いかける列車だ!

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2007/06/11

ヒメジョオン&ハルジオン

 先日から気になっていた花をデジカメで撮影してみた。
8dsc02894 この草の名前はずっとヒメジオンと思い込んでいたが、牧野植物図鑑を開いたら、なんとヒメジョオンとなっていた。漢字表記も「姫女苑」となっているので、やなりヒメジョオンと書くのが正しいらしい。なおヒメジョオンに似ているハルジオンは、ハルジオンでよいらしい。

 ところで私の周辺では、子供の頃から、ヒメジオンと呼んでいたような気がする。物の名前は、地方によって異なる場合があるが、ヒメジョオン、ヒメジオンの呼び方に地域分布があるのだろうか?

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2007/06/10

The nearest thing to heaven

 昨晩のBS放送「シネマ堂本舗」スペシャルは、「映画で旅するNY」。司会は山本晋也監督と関根麻里さん、ゲストは渡辺 祥子, セイン・カミュさん、ニューヨークを舞台にした新旧映画が盛りだくさんで思わず楽しんでしまった。

 その番組でエンパイヤーステートビルが登場する映画として紹介されていたのが、ケーリーグランドとデボラカーによる「めぐり逢い」。この映画は、1957年製作のラブストーリーの古典だが、ラストシーンの展開は分かっていても何度見てもウルウルさせるしテーマソング「An Affair to Remember」も良い。そのシーンで一番印象に残ったが、「The nearest thing to heaven」というセリフだ。日本語に訳せば「天国に一番近いもの」だろうか、もちろんエンパイヤーステートビルのことだ。

 東京も高層ビルが目立つが、そこを訪れる人には、どのような物語があるのだろうか・・・。

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2007/06/08

ジャンプか!

 朝、渋谷駅前で若者とすれちがった、以前どこかで見かけた気がするが、まったく思い出せない。目深にかぶっている帽子の下からのぞく顔は、愛嬌のある童顔で、全体は、ちょうどタレントのえなりかずきを二回り大きくしたような格好だ。出勤時間だったので、そのときは、そのまま通り過ぎた。

Photo_24 今日の通勤本は、「三人噺」(美濃部美津子:文春文庫)。美濃部美津子は、心ん生の長女であり、馬生、志ん朝の姉だ。大酒のみで知られていた心ん生だが、「お父さんはそんなにたくさん飲まないんですよ」などは、身内ならではの話しだろう。

 帰りの地下鉄で、その本を読み始めたら、今朝、すれちがった若者のことを思い出した。そうだ、あの落語ドラマ、タイガー&ドラゴンに出ていた人だ!素人ながら抜群に落語が上手い若者を演じていた、たしかカタカナ名の役柄だったはずだ。

 家にもどり検索したら分かりました、ジャンプ亭ジャンプを演じた荒川 良々さんでした。

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2007/06/07

ニシ・アズマ

 ニシ・アズマ、この名前を見てピピ!と反応したあなたは、どんな人だろうか?まずは読書家、いや愛書家、それもメジャーなものはあえて外してマイナーな作家を好む人にちがいない。

Photo_23 いまやミステリだけでなく幅広い分野の作品を発表しているあの宮部みゆきに、”この小沼丹という作者は男性ですか”と言わせた小沼丹は、一部の読者にはよく知られた作家だが、その小説・エッセイ本は、なかなか見ることができない。「黒いハンカチ」(創元推理文庫)は、小沼丹が昭和30年代に女性雑誌に発表した一連の作品をまとめたミステリ短編集だ。

 その作品の主人公が、女学校の英語の先生にして、どこか愛嬌のある探偵のニシ・アズマなのだ。ミステリ小説なので内容の紹介は省くが、この短編集を開いたら、最後まで一気に読み終わってしまった。オシャレな感じがただようこの作品は、TVドラマ化したら結構面白いシリーズになりそうだ。

 なお小沼丹は男性で1996年没、本職は早稲田大学教授、小説・エッセイに加えて井伏鱒二との交流が知られている。

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2007/06/06

ほうじ茶の香り

 いまだかつて新規開店のお茶屋さんを見たことがない。まるで定番のようにどの商店街にも必ず一軒はあるが、どれもはるか昔から商売をしているようにみえる不思議な存在だ。

8dsc02841 お茶屋さんの店先は、いつもかすかなお茶の香りがただよっているが、夏が近づくと通り全体にほうじ茶をつくる香りが流れてくる。どのような仕組みか分からないが、蒸気機関車に似た格好の機械の胴体部に小さな煙突が立ち、その前面には回転状況が分かるように渦巻き模様がつけられていた。前面下に小さな開口部があり、そこからお茶が少しづつ出てきた。最近はめっきり見なくなったお茶の焙煎風景だが、あの機械内部は、どのようなものだったのだろうか?

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2007/06/05

待宵草

 日帰り出張が遅くなり、深夜帰宅となりそうなので帰りは東京駅に向かい、ここで駅弁を購入。仙台の牛タン弁当、例の紐を引っ張ると温かくなるタイプで、現在人気ナンバーワンらしい。値段は¥1100なり。

8dsc02862 深夜、自宅へ向かう途中、線路沿いの道を歩いていたらオオマツヨイグサが咲いているのに気づいた。オオマツヨイグサは夜中に咲く花だが、以前、その大きな群落を長野で見たことがある。林道とその両側に広がる一帯に咲き乱れる花が月夜に照らされ様子は、美しいを通り越してどこか不気味な印象がした。

 それにしても、この線路際の道はいつも通っているのに、どうしていままでオオマツヨイグサがあることに気が付かなかったのだろうか?

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2007/06/04

透明なとき#2

 川面を水上バスが走っていく。浜町から隅田川へ向かい堤防に立つと、川面がまぶしく輝いていた。日差しは夏だが、どこか風が冷たく涼しさを感じる。

8dsc02843

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2007/06/03

透明なとき

 土曜日、買い物のため日本橋付近を歩いていたら、ビルを照らす日差しが作る蔭が深かく、ビルの壁面に刻まれた模様を浮き出させていた。はるか遠くにある、銀座8丁目の先にそびえるビルもくっきり見えている。

8dsc02827 数日前にあった激しい雨が、空の汚れを洗い流したのだろうか、日差しがきれいに見える。日本橋から人形町に移動すると、景色がより透明になったように感じる。空が広くてとても気持ちがよいな・・・、と思っていたら工事風景が。
 正面にある和菓子屋さんの裏には飲食店、さらに路地の角に靴屋さんがあったはずだが、どうなったのだろうか・・・。

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