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2007/09/30

初秋

 いつまでも暑い日が続くと思っていたら、突然涼しい日が来て、その温度差に驚いている。久しぶりにカフェのある公園によれば、公園中心にある野原は、まだ夏草におおわれているが、それを取り囲む木からは、風が吹くたび数枚の葉が落ちてくる。

8dsc04269 ここ数ヶ月は、回りを見る余裕もないほどの忙しさだったが、それもようやく終わった。来月といっても、もう明日だが、のびのびになっていた計画を、少しづつ実行に移そうと思っている。まずは都内に新しく登場した美術館巡り、六本木周辺にできた新国立美術館、サントリー美術館、森美術館。小さなところでは、世田谷文学館の企画展も行ってみたい。さらにMさんとの深川散歩、Wさんのブログで知った奈良マチ散策も実現させたい。穂高にも行きたいが、これはS君が、もっと元気になってからだろう。

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2007/09/24

窓を開ければ煙突が

 煙突には、周囲の景色から飛びぬけて高い空にそびえているイメージがある。お化け煙突のような巨大なものから、近所の銭湯まで、煙突は、周りの屋根よりはるか高く空にそびえていた。そんなイメージも、いまは昔の話になってきた。

8dsc04306 表通りにビルが立ち並ぶ日本橋蠣殻町も一歩裏通りに入ると、木造家屋が残っている。わずかに残った家が、どのようになったか確認するため歩いてみた。銅版で覆われていた木造の家は、消えて駐車場となっていた。近くの歯科医院のビルは健在だったが、その通りの奥ではビルを建設中。さらに裏通りを進めば、小さな空き地ができて、その奥にビルに接してそびえる煙突が見える。

 手前に家があったころは気づかなかったが、この煙突はこの先にある銭湯のものだ。銭湯ができたころは周辺では一番高かったと思うが、回りのビルに取り囲まれた結果、ごらんのようにビルより低い有様になったのだろう。

 ところで銭湯はどうなったのだろうか?表に回れば、ちょうど通りを歩いてきたお年寄りが銭湯の入り口に向かい、同時に中から湯上りのお客さんが出てきた。どうやら銭湯は、今日もしっかり営業している。まずは一安心だ!でも、次は・・・。

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2007/09/22

旅の合い間に

 ここ2週間ほど出張続きだった。出張といっても一ヶ所に長期滞在するのでなく、一泊ないしは二泊しては東京に戻り、すぐにまた別な場所へ移動という、まるでミニ旅回り一座というか、新人演歌歌手のキャンペーン活動状態。

8dsc04250 出張先は、もっぱら関西方面なので、新幹線を利用する機会が多い。東京駅か品川駅から新幹線に乗車するが、このごろは仕事先近くの渋谷駅で切符を買い山手線に乗るので、どうしても品川駅を利用する機会が多くなっている。

 昨日も、大阪から「ひかり」で帰ってきたが、乗ってから車内アナウンスで品川駅に停車しないことを知った。こうなれば東京駅から山手線に乗り換えるところだが、ちょうど昼食時だったので東京駅丸の内側に下車。改札口を出てからぐるっと見回せば、回りの景色がすっかり変わり、駅舎自体も一部が工事用の壁で覆われている。そういえば、以前、駅舎復元のニュースがあったが、その工事がすでに始まっている。

 建物の復元といえば、ヨーロッパの旧市街の保存活動がある。先日もクロアチア観光のテレビ番組があったが、アドリア海に面する旧市街ドブロニクの景色は実に美しい。そのドブロニクは、クロアチア内戦でいくつかの建物が破壊されたが、いまは完全に復元されて、わずかに屋根瓦の色の濃淡に内戦の痕跡を残すのみだ。第二次世界大戦で破壊されたドイツの都市もそうだが、旧市街と呼ばれる地域は瓦礫の山のような状態となっても、完全に戦前と同じように復元している。

 日本の場合、震災、戦災で多くの建物が破壊されたが、元通りに復元しようという計画があったのだろうか?東京をみれば、銀座周辺の川は、戦災で大量にでた残土の処理をかねて埋められたそうだし。建物も、損傷がわずかだったものは修復されたが、ほとんどは建て替えられたようだ。いまも東京で再開発が行われているが、古い建物の正面部分など一部を保存することはあっても、完全建て替えが多い。この古い建物に対するヨーロッパと日本の差は、どこから来るのだろうか?

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2007/09/09

人形町・須田町・淡路町

 土曜日、人形町へ買い物に向かったが、明治座帰りのおばさん達の人出とかさなり、目指すお店のレジには長い列ができていた。人出が減るまで近くで少し時間を過ごそうかと思ったが、ちょうど水天宮の角に秋葉原行きのバスが見えたので、それに飛び乗り淡路町へ向かうことに。

8dsc04173 須田町の交差点に立つと通りに面して古いビルがある。たしか生地屋さんだったはずだが洋服屋だったかもしれない、休日はシャッターが完全に閉まっているので確かめようがない。一階と二階の境目付近に、その昔のラーメン丼のふちに描かれていたような模様が並んでいるので多少目をひくが、かつては、どこにでもあったような普通のビル。しかし、このビル入り口に立ち、ひさしを見上げるとつい立ち止まってしまう。

8dsc04175 ひさしの下側に四角の中に円形と細かい模様が入った照明カバーが見える。ビルの外観はいたってシンプルなのに、この部分のデザインはなかなか凝っている。これを見ると、江戸っ子が羽織の裏側に凝ったことを思い出す。決して派手ではないが、目立たないところに凝っている。

 そんな思いにひたりながら淡路町に向かえば、なぜかこちらの店も混み合っている。しかも品揃えがいつもと違うような気がする、数はやたら多いが種類が少ない。しかも目的のものが売り切れで、ちょっとがっかり。気を取り直して別のものを買い自宅に戻り夜のテレビを見ていたら、「淡路町」が特集されており、私が買い物をしたこの店も登場していた!もしかして、TV放送後に押し寄せるお客にそなえて品揃えを変えていたのだろうか?

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2007/09/07

アンクルトリス再び

 台風直撃のニュースが流れたので、今日は仕事を早く切り上げて帰ろうとガンバッテみたが、結局オフィスを出たのは夜9時を過ぎてしまった。いつもなら若者であふれる渋谷の町もガラガラ、皆早く帰宅したようだ。

8uncle_torys 地下鉄に乗れば、こちらも空席が目立つ。ちょうど通勤本「銀座界隈ドキドキの日々」(和田誠)のあとがきを読み終わり、目を向かい側の座先に向ければ、ギンガムチエックのボタンダウンのスポーツシャツに、オリーブ系のチノパンツ、足元は茶色のチェッカーブーツのおじさんが、ポケットPCを操作していた。携帯電話でなくポケットPCというのが珍しかったし、まるで小林泰彦さんがその昔に描いたようなファッションがじつにキマッテいた。

 やがて降りる駅が近づいたのかポケットPCをバックにしまうのと同時に、なにやら小さなビンをカバンから取り出した。なんだろうかと目をこらしてみたら、なんとTORYSの文字が。そうあのアンクルトリスのポケットビン、今でもあるんだ!このおじさん、トリスを一口飲むやいなや電車を降りていった。そのおじさんが立ち去った後には、時間が一気に30年戻ったような空気がいつまでも残っているような気がした。

 ところでアンクルトリスを知らない人のために少し補足すれば、トリスは、サントリーウイスキー製品の出発点となるウイスキー、レッド、ホワイト、角、オールドの順で高級度が増す。アンクルトリスは、柳原良平さんが作り出したキャラクターで、1958年(昭和33年)に登場するや様々なCMやグッズが作られた。なおトリスで有名なキャッチフレーズに、「トリスを飲んでハワイに行こう」があるが、これは1960年代の流行語だったそうだ。

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2007/09/01

あの日の銀座

 ようやく猛暑も一段落したのか、今朝は、窓から流れ込む空気がすこし冷たく感じた。気温はまだ高いが、今までが暑かったので、わずかな涼しさが心地よい。さて、今回アップした写真は、数年前に銀座で撮ったもの。

8ginza_wako 最近建設されたビル、とくに進出が目立つブランドショップは、建物全体をガラス系の壁でおおったものが多い。ガラスだから開放感があるかと思うと、微妙にスモークがかかっていて外から内部をうかがうことが出来ないようにできているし、また外に向けて開放されている窓もない。

 銀座4丁目にある和光、そのウインドウは季節毎に模様替えが行われ、そこを通る人に季節のうつりかわりを知らせてくれる。時々刻々と変わる日差しにおうじて、その窓は様々な表情を見せるとともに、夕暮れ前の一瞬、鏡となり銀座の街を映し出す。

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