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2007/11/12

古書との出会い:たべあるき京都観光地図(山本嘉次郎)

 久しぶりに古書との出会い、それも山本嘉次郎の地図本。

Photo_3 先日、「たべあるき京都観光地図」(昭文社)を入手。この本(地図)は、名前から分かるように、以前紹介した「たべあるき東京横浜鎌倉地図」の姉妹本、手元にあるのは昭和50年第6刷となっている。執筆、題字、イラストは、山本嘉次郎、伊丹十三、永井保といういつものコンビに、イラスト:石原薫、文:井上甚之助加わっている。

 本の構成は、「たべあるき東京横浜鎌倉地図」と同じように、地図とその地域にあるお店の簡単な紹介を組み合わせた、折りたたみ地図になっている。山本嘉次郎は、あとがきに”「私は以前、十年あまり京都に住んでいたことがある・・・私が住んでいたのは昭和一ケタの時代であった”と書いている。これが東京だったら、戦前と戦後では大きく変化しているので、戦前に住んでいたからといってこのような本を書くのは無理があるかもしれないが、戦災を受けていない京都となると、戦前を知っていることは、むしろ有利かもしれない。文章は、いつもの山本嘉次郎調、難しい言葉は一切なく旨いものは「旨い」と素直に書き、お店にランクを付けないのも東京横浜鎌倉版と同じ。

 ランク付けとなると、レストランにつけられた星マークが一つ減っただけで、大変な騒ぎになるほどのガイドブックがある。ミシュランガイドは、各都市の見どころとホテルやレストランの案内を掲載した、タイヤ会社ミシュランが発行しているガイドブック。ヨーロッパをクルマで旅行しているとき、昼食はどの町のどこで食べようか、どんなホテルに泊まろうかというとき便利にできている。国別に加えて主要都市版も出されており、その東京版である「ミシュランガイド東京2008」がもうすぐ発行される(11月22日予定)。たぶん一喜一憂するお店やホテルがあるだろう。
 
 ところで、入手した「たべあるき京都観光地図」に戻ると、この本、前の持ち主が相当使用したらしく店名にマークや線が多数引かれている。たとえば「四条通・河原町北」をみると、「にぎりずし:吉野鮓」「割烹:浜喜久」「ふぐ料理:なかよし」などに印がついている。これらのお店はいまもあるのだろうか?なにしろ昭和50年発行、いまから30年前のガイドブックだ、このガイドブックを片手に京都の町を歩くと、どのような変化が見えてくるのだろうか。

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