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2007/11/08

パンナム#2(日本映画の中のPAA)

 パンアメリカンの略記号はPAA、このPAAの機体が登場する映画が小津安二郎の作品にある。

8panam_strato 「お茶漬けの味」は、主演:佐分利信、小暮三千代による1952年(昭和27年)公開の作品。この映画の終わりに近い部分に佐分利信が飛行機で旅立つシーンが出てくる。そこに写っているのが、尾翼にPAAと描かれたプロペラ機。

 尾翼上部に「STRATO CLIPPER」と書かれている、また機体の形状から、この飛行機はボーイング社377ストラトクルーザーだろう。どうやら、この映画では3機を撮影して、それらの映像を全体のストーリーに合わせてつなげているようだ。最後に滑走路を飛び立つシーンでは周囲になにもない飛行場の風景が印象的、これが羽田だろうか。

 ひとつ気付いたのは、映画では、この旅客機の後方にアメリカの爆撃機らしき機体が写っているシーンがある。羽田空港の全面返還は昭和33年(1958年)だから、この映画が撮影された頃はまだ米軍管理下、思わぬところで戦争のキズ跡が記録されているのかも。

 写真のボーイング377ストラトクルーザーは、1958年に父親が撮影した写真の一部から切り取ったもの。

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