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2007/12/11

Return To Forever

 チックコリアのReturn To Forever、この曲は発売当時オープンリールテープで聴いていた。今日、そのCDを買った。

Retun_to_forever 1972年、このアルバムが登場したとき、チックコリアのエレクトリックピアノが奏でる新鮮な音に驚いたことは今も記憶に残っている。いまはフュージョンと呼ばれているようだが、あの頃は、ジャズかポピュラーミュージックか、あまりはっきり区別しなかったような。チックコリアが以前マイルスデイビスと活動していたので、一応ジャズとして扱われていたようだが、とにかく新しいサウンドだった。

 今あらためてCDを聴くと、曲のところどころにラテン系のリズムが目立つ、これはリズムセクションを担当したアイアートモレーラがブラジル出身だからだろう。このラテン系リズムとチックコリアのピアノメロディーが、この曲の心地良さの元かもしれない。

 Return To Foreverで必ず話題になるのが、水面スレスレを飛ぶ鳥をとらえたジャケット。ちょうどリチャードバックの小説「カモメのジョナサン」の流行と重なり、この写真の印象は強かった。なお「カモメのジョナサン」は、五木寛之が日本語版の翻訳を担当したことでも話題になった。

 そしてエレクトリックピアノといっても、現代のコンピュータベースのデジタルサウンドとちがって、アナログ的響きがあるのものReturn To Foreverの魅力だろう。

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コメント

これはジャズ番組以外の普通のラジオ放送からもよく流れていましたね。

そういえば、チック・コリアの出発点はラテンバンドのモンゴ・サンタマリア楽団で、マイルス・デイビスのバンドに参加する前はボサノバを得意とするスタン・ゲッツのグループに在籍していたりでラテン系リズムはお手の物のようです。

因みにチック・コリアはジェリー・ルイス(喜劇役者の方)の物真似が得意だそうで、本質的にはシリアスでストイックなジャズより軽いポップな音楽が向いているのかも知れません。そういう意味でこのアルバムは内に秘めていた彼のポップな一面が表れて成功したアルバムなんでしょうね。また、時代も浅間山荘事件をもって闘争の時代が終焉し、軽快で爽やかな音楽を求めていたのかも知れませんね。

「カモメのジョナサン」といえば、オヤジギャグのネタにこれでもかと云うほど使い回されていましたね。(^_^;)

投稿: iGa | 2007/12/14 10:20

iGaさん、こんばんは、
そういえばFMエアチエックという言葉ありました。FMファンなどの雑誌もあり、ラジオ放送を録音するのが流行っていたような。

ところでチックコリアの出発点がラテンバンドだったとは!サンタナもほぼ同じ時期だと思いますが、あちらはラテンロックと呼ばれていましたが、どこか似た雰囲気がありました。60年代にジャズ・ロックとインド音楽やブラジル音楽との融合が試みられ、70年代になって時代の風がそれらをポップミュージックに押し上げたような印象があります。

投稿: じんた堂 | 2007/12/14 21:03

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