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2008/05/23

時差ボケ東京

 今年の春ごろから、何やら不思議な写真集が近々出版されるとの噂が流れていたが、ついにそのベールをぬいだ。

Jisaboketokyo kai-wai散策で素晴らしい写真を発表しているmasaさんこと村田賢比古さんが、写真集「時差ボケ東京」を完成された。その不思議さは、発表された表紙からもうかがえるが、歩いている人々にキッチリピントがきているのに、その周囲や背景はボケている。しかも、これを画像処理なしで実現されたらしい。

 masaさんは、そのブログのなかで脳科学の話しを引用されているが、たしかに我々の脳内画像処理は不思議だ。カメラでは、10メートル先にピントを合わせれば、その位置にあるものはすべて同じ鮮明さで写り記録される。しかし街を歩いていて、前方からキレイな人がくるとつい目がいってしまい鮮明に記憶されるが、その人と同じ位置にある周囲のものはあいまいな記憶しかない。masaさんの写真集は、この記憶のメカニズムを写真で表現されたのかもしれない、はやく写真集を見てみたい。

 さて、待望のmasaさんの写真集は、写真42枚を収録した全62頁のハードカバー大型上製本、ISBN4-9904156-0-0 価格は3600円(税別)。

販売店情報:
 墨田区京島にありますLOVE GARDENが、取り扱いを開始しました。詳しくは、こちら”LOVE GARDENの「時差ボケ東京」当店にて発売中”をご覧下さい。
 

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コメント

こんばんわ。先日の一箱古本市の折りにも「古本市までに完成しなか?」「チラシは無いか?」などと気に留めてくださいまして、本当にありがたく思っていましたが、こちらでは早速ご紹介いただき、大変ありがとうございます。感謝いたします。お書きになっていらっしゃいますように、「海馬」という本を読んで以来、眼に写る像と脳で見る像との違い…ということに強く興味を覚えるようになり、それがきっかけとなって、この手法を思いついた…と言えます。この手法は、もっと熟成させる余地があります。そして、次のステップが見えてきていますが、なにしろヒット率はもの凄く低い作業になりますので、その方向に進むか否か…はこれからということにして、しばらくは、従来通りの町歩き系の撮影に戻ろうと思っています。やっと本郷あたりでご一緒させていただける時間ができそうです。また宜しくお願いいたします。

投稿: masa | 2008/05/23 23:08

masaさん、こんばんは、
 写真集完成、おめでとうございます。「時差ボケ東京」、次回の市川糂汰堂@一箱古本市の目玉本とさせて頂きます、そのときはよろしくお願いします。

 今回の撮影は大変だったようですが、その技術的な挑戦に加えて一冊の作品としてまとめた行動力に感動しています。次はどのような作品が登場するか楽しみです。

 ところで本郷散策ですが、これも是非実現させましょう。例の明治遺産の中にあった本郷の風景がどのように変わったかも興味がありますので・・・。

投稿: じんた堂 | 2008/05/24 20:54

>例の明治遺産の中にあった本郷の風景

そうなんです。上道と下道をつなぐ階段は何本もないのに、どこなのか分かりません。これはもう散策ではなく探索になりそうですよ!(^^;

投稿: masa | 2008/05/24 23:38

masaさん、こんばんは、
本郷に詳しいmasaさんが分からないとなると、これは探検隊が必要かも、私も資料を探して見ます。ところで、近々、masaさんの出版記念講演会がありそうですが、そちらもよろしくお願いします。

投稿: じんた堂 | 2008/05/25 20:59

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