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2008/07/12

夏座敷

 夏座敷という言葉がある。夏の暑さを過ごすために、着物を衣更えするように座敷を模様替えする。

8dsc07716 襖を風通しのよい竹などで作られた簾戸にかえ、座布団も麻生地の涼しいものに、さらに軒先に簾、その奥に苔飾りのついた風鈴を下げ、縁側の近くに朝顔の鉢植えを置き、朝夕打ち水をする。

 いまでは夏座敷は、懐かしの日本の言葉になってしまったが、この頃このような言葉というかスタイルが気になり、ちょっと試してみたくなっている。とは言っても、今の部屋には簾戸にしようにも襖はないし、座布団も使っていないし、風鈴も音がうるさいと言われかねない。唯一できるのは、ベランダ前に置いた鉢植えへの水やりだろうか。

 ところで、打ち水といえば、ここ数年各地で行われる「打ち水大作戦」がニュースとなる。各地の参加者が日時を決めて一斉に打ち水をすると、その地域の気温がわずかながら下がることが報告されており、今年も7月22日(大暑の日)に予定されている。また東南アジアの屋外レストランに細かい霧がでる扇風機が置かれているが、それと似てより進化したドライミスト散布装置を設置する動きもある。

 エアコンは、室内機が部屋を冷やすと同時に室外機から温かい風が放出され周囲の温度を上げてしまう。すなわち室内が冷えれば、ますます室外は暑くなる。また林立するビルは、風の通り道をなくし熱の放散を少なくしてしまい、その結果都心ではヒートアイランド現象がみられるようになる。このようなスタイルはそろそろ限界がきているかもしれない。

 これからは、夏座敷のように、部屋をオープンにして打ち水やドライミストなどで暑さをしのぐというか、暑くても快適に過ごすスタイルを見直すときかもしれない。

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