神保町でキースジャレット
午後、神保町へ向かう。
神田古本祭り(10/27-11/3)の期間とあって、いつもは人影が少ない路地も人通りができ賑わっている。まずは三省堂・書泉で雑誌を購入し、靖国通り沿いに並ぶ古本台を見ながら西へ向かう。途中、路上の台だけでなく店内の本も割引している古書店もあり、何冊か気になる本をみかけるが、購入までに至らず。喫茶店で休憩モードとなる。
見上げれば棚の前に、一枚のLPレコードジャケット。
音楽メディアが、レコードからCD、さらにネットからのダウンロードとなり、レコードアルバムのジャケットを見る機会は少なくなった。いまや30センチ四方のLPジャケットの中に、丸いレコードが入っていることを知らない人もいるだろう。レコードの大きさがどのように決まったのか分からないが、あのサイズは、なかなかよく出来ている。部屋の隅に置いてあっても、ジャケットの絵柄やタイトルですぐ何のアルバムか分かるが、これがCDだとそうはいかない。
店内に流れる音楽が止むと同時に、棚の前にあらたなLP。
アルバムは、Keith JarrettのSOMEWHERE BEFORE。一曲目のMy back pagesは、ボブディラン作曲、キースジャレットの演奏も1968年だから、作曲も演奏も1960年代となる。しかもライブ盤。
店の中が、一気に60年代の空気となる。
このところECMからキースジャレットのアルバムの再リリースが続いているが、この60年代のATLANTIC盤LPのサウンドもいい。そのメロディラインとピアノの音色は、熱気と混乱の60年代の終わりを歌っているようで胸にしみる。日暮れの帰り道、いつもより冷たい風のなか、キースジャレットのMy back pagesが耳の奥でずっと響いていた。














最近のコメント