« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009/09/27

アーチ三重奏@駿河台

 駿河台でアーチといえば・・・。

7dsc08138 建て替え中の文化学院について以前、「学生街の喫茶店(駿河台とちの木通り)」で報告したが、結局、あのアーチ状の入り口の一部が残された。建物左側を取り壊し、上部三・四階を切り取り、凱旋門とは言いすぎかもしれないが、二階建てのモニュメントのようになっている。

 先日、そのアーチの前に立ったら、入り口近くの左右の壁に小さな窓があることに気づいた。

 その窓もアーチ型である。

 さらに入り口の奥右側に大きな窓があるが、こちらもアーチ型になっている。

 アーチ・アーチ・アーチの三重奏。

| | コメント (0)

2009/09/25

ドーム屋根の想い出@駿河台

 駿河台で用事をすませた帰り道・・・、

7dsc08147 マロニエ通りの一本線路よりの(かえで通りと言うらしい)道を、御茶ノ水駅前交差点に向かって進んだ。

 今日はさらりとした天気、すべての景色がとてもクリアに見える。たしかこの辺りからニコライ堂が見えたはずと交差点の先をみつめたが、明るい日差しに白く輝くビルが見えるだけで、ニコライの緑色ドーム屋根は見えない。

 どうもこれは思い違いをしていたようだ。

 この通りから見えるのはドーム屋根でも、今は居酒屋の入る複合ビルのドーム屋根だった。たしか、ここはその昔喫茶店だったはずだ。この付近にあった喫茶店の名前を上げれば、ジロー、舟、ミロ、サンロイヤル、ウィーン、穂高、滝沢、ロビン、田園、丘、レモン、マロニエ、FINEとなる。このうち、いまも喫茶店として営業しているのはミロと穂高だけのようだ。
 
 ところで、喫茶店からスタートしたジローとキッチンジローは同じ会社だと思っていたが、じつはこの二つは全く違う会社だそうだ。

 御茶ノ水駅近くにあった喫茶・ケーキのジローはGIRAUDで、これは現在ジローレストランシステムとなり、数多くのブランド名で店舗を展開するレストランチエーンになっている。

 キッチンジローは、創業者小林次郎さんの名前にちなむKitchenJiroで、千代田区を中心に都内にレストランを展開している。

 この二つ、GIRAUDはシャンソン喫茶として1955年神保町でスタートし、KitchenJiroは一号店を1964年神保町に開店と、なぜかどちらも神田神保町生まれである。神田神保町は、本だけの町ではないのだ。

| | コメント (0)

2009/09/22

両さんと歩く下町

 漫画家秋本治は、東京の下町を舞台にした「こち亀」シリーズを書いている。「両さんと歩く下町」(集英社新書、2004年)は、その秋本治が、東京の下町を語った本である。

Photo この本で初めて知ったのだが、漫画作品の表紙を扉絵というそうだ。

 本を手にした読者は、扉絵のできしだいによって、これを読もうと気持ちになるし、また逆もある。そのために、各作家は扉絵に力を入れている。

 こち亀の扉絵は、実際にある町のなかに両さんが登場する光景を細かく描いている。この絵を描くために、秋本さんは、東京の下町をこまかく歩き取材しており、「両さんと歩く下町」はその取材で得られた話しをまとめている。

 もちろん、この本は、亀有をはじめに柴又、千住、浅草、上野、神田などの下町散歩のガイドブックとしても利用できるが、なんといっても、ところどころで明かされる「こち亀」の舞台設定と登場人物の話しが面白い。

 たとえば超神田寿司というのがあるが、漫画とはいえこのネーミングはないだろうと思ったが、じつは絶対実在しない店名とするためあえてこのような名前にしたそうだ。いくら漫画の中の架空のお店だとしても、同じ名前のお店が実在すれば、思わぬ反応がおきるかもしれないので、細心の注意を払っているのだろう。漫画家の苦労の一端が垣間見える話しだ。

 ところで、この本の巻末に山田洋次監督との対談が収録されているが、ここで山田監督が語る「男はつらいよ」渥美清の話はじつに興味深い。思わず、そうだったのかと・・・なる。この本、タイトルだけみると漫画風の内容かと思ってしまうが、読み物としても十分楽しめる。

| | コメント (0)

2009/09/21

クラッシクなガラスケース@北千住

 スーパーやコンビニなどのオープン陳列棚に慣れてしまったのか、ガラスケースをクラッシクに思う。古臭いということでなく、落ち着いて好ましいということだが。

7dsc07319b ガラスケースでも、ステンレスやアルミなど鈍く光る金属でおおわれた最新のものは、清潔だが冷たい印象がする。それに対して木枠のガラスケースは、どこか柔らかで温かい。とくに古いお店で見かけるコーナー部をカーブさせたショーケースは、オシャレに感じる。

 写真のガラスショーケースは、北千住の商店街でみかけたもの。

 枠はすべて木製、床からの立ち上げ部分はタイル張り。しかもその部分は、下にいくほど小さくなるように絞ってある。ショーケースの中は二段に仕切られ、そこに置かれているアルミ製のトレーもガラスに合わせてカーブしているなど、細部までしっかり作られている。

 まさしく、いい仕事をしている。

 いまはPockyが高く積まれ、ふ菓子、ソースせんべいが入っているガラスケースだが、往時はどのような商品を並べていたのだろうか・・・気になるガラスケースだ。

| | コメント (0)

2009/09/20

路地に咲くサボテン@雑司が谷

 すっきりした晴天の日曜日午後、雑司が谷へ向かう。

7dsc08085 今日は、第3回鬼子母神通りみちくさ市、商店街に入った途端にその人出と活気に驚く。古本+雑貨のお店が、通りのあちこちに点在しているが、どのお店の前にもお客さんの姿がある。さらに商店街のお店も特別セールをしており賑わっている。

 ミウ・ブックス、リコシェなど顔見知りのお店をまわり、つづいて鬼子母神境内で行われている手創り市へ向かう。

 いつもだが、境内を埋め尽くす手創り市のお店の数に圧倒される。これだけあると、とても全てのお店を見られない、しかも第二会場というのか大鳥神社にも会場がある。出店の半分ほどを見たところでギブアップ、雑司が谷駅へ戻ろうとしたところで、もう一軒だけ立ち寄ることにする。

 その道すがら見かけた黄色い花。

 これはウチワサボテンのようだが、厚ぼったい葉のふちから握りこぶし半分ぐらいの大きさの花が咲き、薄赤い実もついている。サボテンというと、小さな鉢の中におかれたゴルフボールような姿を思い浮かべるが、これは路地に咲くサボテンである。

 さて目指す「旅猫雑貨店」は、いまや雑司が谷散歩の定番スポット。充実した和雑貨を目当てに、ひっきりなしにお客さんが出入りしている。ここで渋い柄(菊五郎格子)の手ぬぐいと小物を購入し、雑司が谷をあとにする。

 なお「旅猫雑貨店」は連休中も開店しているそうだが、場所などの詳細は旅猫雑貨店ホームページを参照。

| | コメント (0)

2009/09/18

シルバーウィークのプランは?

 ふってわいたようなシルバーウィーク・・・。

7dsc07687b 去年まではなかったはずなのに、いったいシルバーウィークってなんだろう。

 その仕組みは、こういうことらしい。「祝日を月曜日へ移動して日月を連休にし、さらに祝日と祝日にはさまれた日を国民の休日とする。今年は、敬老の日が21日(月)、秋分の23日は(水)だから、22日(火)が国民の休日となり、20日から23日までが4連休となる。さらに19日(土)が休みの人は5連休となる」。かんたんに言えば休日祝日の合わせ技だ。

 さて連休だが、旅行にいく人が多いらしい。すでに今日(金曜日)、大きなスーツケースを転がしている人を、駅で何人か見かけた。あのサイズであれば、1週間海外旅行だろう。

 ところで都内にいながら、日本各地を観光する方法があるそうだ。

 都内には、多くの地方物産館や情報館があるが、これがなかなか面白いらしい。観光パンフレットはあるし、その地方ならではの物産を販売するところもあるし、飲食コーナーがあるところのもある。これを利用しないのは勿体ない、シルバーウィークのプランにどうだろうか。

| | コメント (0)

2009/09/13

サイドカー自転車@北千住

 オートバイのサイドカーのように、荷物運搬用側車をつけた自転車を、北千住でみかけた。

7dsc07900 前回のリヤカーカブは畳屋さんだったが、こちらはブリキ屋さん。お店のガラス戸に、大きく「ブリキヤ」とあるので間違いない。

 こういう形式の自転車は、いまは珍しくなったが、かつて我が町のガラス屋さんにもあった。

 窓ガラスの補修をたのむと、板ガラスを積み込みんだサイドカー自転車で来てくれ、家へつくなり窓の寸法を測り、その場でガラスを切り、ピタッと入れてくれた。ガラス屋のおじさんは、”ダイヤモンドで切ったんだ”と自慢していたが、あれは本当だったのだろうか。

 ところでブリキ屋さんの作業を見ることは、少なくなった。いまは屋根まわりの材料がカラー鉄板と塩化ビニールパイプとなり、まるでプラモデルのように接着剤で組み立てている。かつて見かけたハンダ付け作業などは、まだあるのだろうか。

 もしかしたら、ここ北千住ならと期待してしまうのだが・・・。

| | コメント (0)

2009/09/12

リヤカーカブ@北千住

 スーパーカブは、戦後の日本が生み出した世界商品の代表である。

7dsc07844 東南アジアの朝、それこそ無数のカブが道路一杯に広がり疾走している光景をみたことがある。二人乗りはあたりまえ、なかには三人乗りもあり、その使い方の逞しさに圧倒される。じつはスーパーカブは、ホンダの商品名だが、いまは完全に普通名詞のように使われている。それほどに普及しているのだ。

 リヤカーも日本が生み出した商品だそうで、戦前から広く利用されていた。秋葉原付近では、以前からダンボールをたくさん積み込んだリヤカーを見かけたし、最近は、宅配便が商店街の店をまわるのに小型リヤカーを使っている。何事も組み合わせて新しい使い方を生み出すのが得意な日本人、スーパーカブでリヤカーを牽引したのも当然のなりゆきだろう。

 子供の頃、商店街に行けば、スーパーカブ+リヤカーを必ず見かけた。もちろん自転車でリヤカーを曳くのが多いが、自転車で運ぶにはちょっと大きく重い荷物、たとえば石炭俵、ドラム缶、材木(垣根用の丸太)や廃材などを運んでいた。

 それもいつのまにか見かけなくなり、懐かしの昭和風景になったと思ったら・・・先日、北千住で写真の光景にであった。

 ここは畳屋さん、店先の路上に畳が一枚置かれ、そのそばにリヤカーとスーパーカブが停まっていた。この姿をみて、思わず、長生きしろよとつぶやいてしまう、もちろん心の中でだが・・・。

| | コメント (0)

2009/09/11

トタン蔵住宅@北千住

 北千住・路地奥にひときわゴツイ屋根が見えたので進んでいったら、この建物に出会った。

7dsc07376 裏側からみると分かるが、この家は、もとは蔵。壁をすべて黒いトタンでおおい、そこに窓を開けて住宅に改造している。どこか洋館のような雰囲気もある、トタン蔵住宅である。

 家の前に縁台と植物、さらに玄関横の郵便箱の下にはコンクリート製のゴミ箱まで置いてある。じつは、この建物は、あるデザイナーがアトリエにしているそうで、この付近だけ、まるで昭和の路地のような佇まいになっている。

 ところで、今週末の9月12日(土)と13日(日)は、千住本氷川神社(東京都足立区千住3-22)の祭礼が行われる。12日は宵宮、午後6時から五町会大神輿連合渡御が予定されている。

| | コメント (0)

2009/09/07

小さな音楽堂@小布施

 忘れないうちに、小布施で見つけた建物について報告。 

 小布施を歩くと、いたるところで土蔵をみかける。白壁が輝くものもあれば、風雪にさらされ土壁をさらしているものもあるが、いづれもまだ使われているものが多いようだ。

7dsc07703 そんな景色の中に、古い小さな木造洋館を見つけた。

 茶色の太枠で縁どられた窓、建物側面のアーチ状の柱、どうもただの住宅ではなさそう、礼拝堂だろうか・・・。

 洋館に近づくにつれて、ピアノの音がだんだん大きくなった。子供が練習しているのか、同じメロディを何度も繰り返し、ときどき小さな声も聞こえてくる。先生が指導しているらしい。

 建物のすみで小さな看板を見つけた、太い文字で「音楽堂」と書いてある。

 近づいて見上げれば、窓枠の上にレリーフのような飾り、軒下に風通しのために開けられた穴も、デザインされている。細かい仕事が見事な音楽堂である。

7dsc07709_3窓の写真は、こちらに。

| | コメント (0)

2009/09/06

弾丸日帰り古本旅行第二弾(長野小布施編)

 週末の土曜日、長野県小布施に向かった。

7dsc07787 ”小布施は、晩年の葛飾北斎が逗留し、多くの肉筆画を残した地であり、北斎館をはじめ多くの見所がある”と、観光ガイドにあるが、今回の目的は新図書館開館を記念して行われる一箱古本市「まちとしょテラソ市」。

 土曜日の東京駅発長野行き新幹線は、出発時は満席、しかし大半というかほとんどの人が軽井沢駅で降りていった。駅横にあるショッピングモール駐車場は、ぎっしりクルマが並び、ホームには完璧にドレスアップした女性グループやスーツ姿の男性グループもいて、ショッピング、レジャー、結婚式に参加する人々で賑わっていた。じつは帰りの新幹線で新婚カップルが乗ってきたが、9月5日(土)は大安だったのだ。

 長野駅で長野電鉄に乗換、小布施へ向かう。

 土曜日昼すぎのローカル線は、観光客と高校生ばかりで、小布施駅で下車したのは20人程度、皆さん駅前を真っ直ぐ進んでいった(たぶん北斎館へ向かうのだろう)。

 目指す「まちとしょテラソ市」を開催している図書館は、駅前を右へ進んだところにあるはずだが、それらしい建物が見えない。付近を一回りして、ようやく図書館とリンゴ箱が並ぶ一箱古本市を発見する(ちょうど役場と北斎ホールの裏側となり、道路からは見えにくい)。南陀楼さんから様子を聞き、早速、各店をまわって本5冊+CD2枚を購入する。地元ならではの地域本から絵本まで、皆さん、キレイな本を並べている。快晴の天気のもと、遠くに山と真っ白な雲を見ながらの、のどかな雰囲気。谷根千の一箱古本市が、ストリート・路地系とすれば、こちら小布施は田園系だろうか。

 本をかかえて北斎館へ向かえば、ちょうど大型観光バスが到着し大渋滞。十数年前に来た頃の記憶をたよりに、古い蔵や家をながめながら、お店をさがして土産を購入、ふたたび長野電鉄で長野へ。駅近くのデパート地下でお弁当を購入、新幹線で東京にもどる。いつもながらの弾丸日帰り古本旅行。

 写真は、長野電鉄小布施駅に保存されている古い信号機と昭和初期に製造された電気機関車。

| | コメント (0)

2009/09/02

クリスコナー死去

 8月29日、ニュージャージーでクリスコナーが死去(81歳)。

As_time_goes_by じつは先週、ある所で、1962年クリスコナー来日公演のプログラムを見せてもらった。

 ジョイント公演だったのか、クリスコナートリオ+ホレスシルバークインテットとなっている。しかもプログラムには、出演者全員のサイン、もちろんクリスコナーもあった。マニアにとってはお宝モノだろう。

 写真は、1991年に録音されたクリスコナーのアルバム「As TIme Goes By」、伴奏は、ハンクジョーンズトリオ。ハンクジョーンズは、90歳をすぎてもいまなお現役。

| | コメント (2)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »