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2010/06/27

曇りのち雨、そして古本

 家を出たときは曇り空、都心を移動しているあいだに雨となった週末。
 
6dsc06859 挨拶の話題は、どこへ寄ってもサッカーワールドカップ。サッカーファンがこんなにいたのかと驚くほどだが、熱烈なファンからは、”大半は、にわかファン”との声もあるが、応援が増えるのはよいらしい。

 本を整理するため、床に平置きされていた本の山を少しずつ崩しはじめ、味覚極楽(子母澤寛)を手にする。

 この本を、はじめて知ったのは1990年ごろだったろうか、「女たちよ!」(伊丹十三)にあった、”箸を使う時、先を六ミリしか汚さなかった達人が、小笠原家の先祖にいた。このことを私は子母澤寛氏の「味覚極楽」という書物から学んだ”という記述からであった。

 その頃、味覚極楽は箱入の古本が簡単に見つかったので、いつか買おうと思ったが、そのまま年月が経ちいつのまにか忘れてしまった。それが、この春、神保町ブックダイバーに置かれていた箱の中に、中公文庫版の味覚極楽をみつけたのだ。20年ぶりの出会いである。

 ところで、あの小笠原家の先祖の話だが、それは”砲弾裡の食事、子爵小笠原長生氏の話し”の中にある。宮中にあがった小笠原家のものが、蔭でのぞいていた公家たちに、いかにも乱暴に食べたように見せかけても、じつは”箸の先が二分とはよごれていなかった”という話しであった。

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