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2010/09/20

1959年の日本映画カタログ本

 みちくさ市の黒岩比佐子堂(工作舎)にて、日本映画の英文カタログ本「JAPANESE FILMS 1959」を購入。

Hman 1957年9月から1958年8月までに製作された日本映画のなかより代表作を選び、スチール写真に英文解説を加え一冊にまとめたカタログ本。発行は1959年、製作はUNIJAPAN FILM。ユニジャパンのホームページによれば、UNIJAPANは日本映画の輸出振興を目的とした団体とあるので、入手した本は外国映画業者向けのカタログなのだろう。

 1950年代の日本映画は、1951年ヴェネツィア映画祭での羅生門のグランプリにつづいて、1954年:七人の侍、山椒大夫が銀獅子賞、そして1958年には無法松の一生がグランプリと、大活躍していた時代。この本を開くと、各映画のスチール写真は迫力があるし、巻末には当時の映画俳優の写真、さらに映画産業の統計情報までありと、当時の映画産業の勢いが伝わってくる。

 ところで外国映画の日本語題名(邦題)が、英語題名(原題)とまったく異なることはよくあることだが、日本映画の英題もまったく原題からは想像できないものがある。

 たとえば「無法松の一生」がMuhomatsu, the Rikisha-Manは、うまく英訳されていると思うが、「天保水滸伝」のBloody Riverはどうだろうか。さらに分からないのは、「美女と液体人間」をThe H-manと訳したことである。H-manとするヒントが映画の中にあるのだろうかと想像がふくらむが・・・。

 「美女と液体人間」は東宝の特撮映画、監督は本多猪四郎だが特撮部分の監督は円谷英二。出演は、佐原健二、白川由美、平田昭彦と、そのあらすじはWikipediaに解説されている。はたして、The H-manは、海外への売り込みに成功したのだろうか。

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