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2010/10/22

SL1200終了

 SL1200が製造終了となった。SL1200という型番でピンとこない人には、まったく興味のないニュースだろうが、ピンときた人にとってはついにこの日が来たかとなるはずだ。

Sl1200 SL1200は、テクニクス(松下電器)のレコードプレーヤー。初代登場は1972年だから、38年間製造されたロングセラー製品。生産累計は、MK6発売時に350万台を超えていたそうだ。

 1982年CDが登場し多くのレコードプレーヤーが消えていった中で、SL1200が生産を続けられていたのは、海外ユーザーとくにDJの圧倒的な支持があったからである。立ち上がりが速いこと、スピードが可変できるなど、取り扱いが簡単、丈夫であることにDJが注目して使用したからである。もちろん通常のオーディオ用にも使用でき、MK4はオーディオマニア向けであった。

 ところで製品開発にあたっては市場を十分に調査し、その要求にあったものを開発するのが良いとされているが、どうもそれだけでないようだ。

 SL1200が最初に開発された頃は、まだDJの存在や彼らの使い方などは全く考慮されていなかったはずで、DJの市場要求などは製品に全く反映されていない。SL1200の持つ機能や基本デザインは、開発エンジニアのこだわりというかセンスによるものが大きいような気がする。

 最近、魅力的なオーディオ製品が登場しないのは、開発者が現状のマーケットばかり気にして自らのこだわりを忘れているからではないだろうか。かつてのウォークマンや最新のiPodがそうであったように、新たなマーケットを作り出すような製品を開発してほしいものだ。みんなワクワクするような製品を待っているのだ!

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