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2011/06/19

6月の花「ホタルブクロ」

 ホタルブクロの名前は、子供がこの花でホタルを包んだことによる。

5dsc03484 ホタルブクロの学名は、Campanula punctata Lam。カンパニュラは小さな鐘という意味のラテン語。同じホタルブクロに属する外来園芸種は、学名からカンパニュラと呼ばれる。和名は風鈴草・釣鐘草、どちらも花の形から連想されるものだ。

 カンパニュラのイタリア語はカンパネラとなる。カンパネラとなったとたんどこかオシャレな響。

 カンパネラの名前は、ファッション系のお店にありそうだし、ケーキ屋さんもありそうだが、これらはフランツ・リストのピアノ曲ラ・カンパネラによるものだろう。リストのラ・カンパネラは、美しいが演奏は超がつくほど難しい曲として知られている。最近では2009年にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝した辻井 伸行さんの演奏が記憶に残る。フランツ・リストは今年が生誕200年、各地で記念コンサートが予定されているのでどこかでラ・カンパネラを聴く機会があるかもしれない。

 花の話にもどると、そのものずばりラ・カンパネラという名の花がある。フリルのような花弁がぎっしり集まった、大輪の豪華なバラ。このバラは数年前に作られた新しい品種だそうだ。バラになると、カンパネラ=「小さな鐘」という意味から離れるような感じがするが、リストのラ・カンパネラをイメージしたといえばこれもありだろう。

 花の名前の由来は様々だが、あらためてホタルブクロをみれば、里で遊ぶ子供たちが、この花をホタルの虫かごにする光景が浮かぶ美しい名前だ。これは花の和名として傑作だと思うがどうだろうか。

 辻井さんのラ・カンパネラの演奏がyoutubeに映像があったので下に貼り付けておく。

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コメント

この曲は 解釈の違いがくっきりと出る曲ですね。
私は 辻井さんの演奏が清らかで好きです。
辻井さんには、いつも テクニックを見せようと言う所が全然なくて ご自分が感じているものを音に乗せて表現されているので 誰にでも優しい音に成っていますね。


でも、私は この曲に関してはダンスをしたくなるようなリズミカルな演奏も好きです。
YouTube のおかげで 色々な演奏も楽しめますね。
そして、この動画の拍手とお辞儀の長さが 感動的です!!
ウルッと来ちゃいました。


投稿: 光代 | 2011/06/22 20:05

光代さん、コメントありがとうございます。
ラ・カンパネラは、多くの演奏家が取り上げていますので色々なバリエーションが楽しめますね。
私は、辻井さんのキラキラ輝くような響をもった演奏も好きですし、ベテランのいぶし銀のような深い響をもった演奏も好きです。色々楽しめるのも名曲ならですね。

投稿: じんた堂 | 2011/06/23 20:38

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