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2011/12/18

2011今年の一枚は

 年末になると今年の一冊やベストアルバムなどが話題となる。

Domi ふり返ってみると、今年はいつもの年より新しい本を読むことが少なかった、新しいCDアルバムの購入も少なかった。新作に挑戦しようとする冒険心が少ししぼんで、かつて感動したものをもう一度見直す気持ちが強くなった気がする。私の場合、本ならば1960年代の北杜夫作品を読みたくなり、音楽アルバムなら1970年代のチックコリア作品を、CDでなくあえてレコードで聴きたくなった。やはり3.11災害の影響だろうか、よく知るもので安心したい気持ちがどこかにあったのだろう。
 
 それでも、このごろ何枚かの新作アルバムを購入、その中から選んだ今年の1枚は、

 アントニオ・ファラオ(Antonio Farao)の最新作「ドミ」(DOMI)2011年11月16日発売は、今年最後を飾るイタリア・ジャズアルバム。ドミはアントニオの息子の名前、全曲アントニオのオリジナル。以前からアントニオ・ファラオを聴いている人によれば、ちょっと丸くなりすぎとの話もあるが、美しいメロディと力強いベースラインは、イタリアジャズピアニストの中でも際立っている。

 1曲目のSomethingは、歯切れの良いピアノとそれをサポートするドラムとベースが力強くてスピード感があり。アルバムのタイトルともなっている8曲目のDomiは、一転してビルエバンスを思わせるようなスローバラード。どちらも、そのメロディにはどこか懐かしい響きがある。

 ピアノの音色は、一つ一つがキラキラと輝くように透明感にあふれるが冷たさはなく、その芯に熱さを秘めたヨーロッパ・ジャズらしい音作りがされている。これは今年一番印象に残ったアルバムだ。

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2011/12/11

小さな紅葉風景

 つい先日までは、”今年の東京は、紅葉が遅いですね・・・”と言っていたが、ついにきた!

5dsc05169 近くにあるモミジが少し黄色くなっていたが、それ以上は進まず、今年は、このまま枯葉になるのかと思っていた。それが先週あたりから一気に赤く色づきはじめ、小さな紅葉風景が出現。

 十数年前の11月末、京都へ紅葉見物に行ったことがある。JR東海の”そうだ京都へ行こう”の宣伝が盛んに流れていた頃だ。

 平日だったが紅葉見物の人出は多く、京都駅前の嵐山方面へのバスには長蛇の列が延びており、すぐには乗れそうもないほど。結局、その時は京都北部の鷹が峰方面へ向い、ゆっくり紅葉を楽しむことができた。京都駅からバスを乗り換えながら1時間ほどかかる不便な地なので人出も少なく、標高が高いためか空気が澄んでいて紅葉の色は見事だった。

 そのとき聞いたのが、”紅葉がキレイになるには、夜の冷え込みと昼間の十分な日照が必要です”。

 そういえば、このところ東京も寒暖差が大きく、ぐっと冷え込む日が増えてきた。キレイな紅葉の条件を満足するようになったのかもしれない。

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2011/12/10

深川いっぷくいっぱこ古本市

 告知が遅れましたが、深川いっぷくいっぱこ古本市が12月11日(日)まで開催中です。

 今回は、常連組に加えて強力な新規参加者もありバラエティ豊かな箱が並んでいます。さらに特別企画、「忘れないよ!大好きな人の著書&関連本三冊」の展示も行なわれています。是非お立ち寄り下さい。

5dsc05068 ところで先日、清澄庭園を歩いてみました。池に水鳥が遊び、木々に雪つりの縄がほどこされ冬を迎える準備中です。

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2011/12/04

柿の実が輝くころ

 先日、知り合いから柿をもらった。

5dsc05012 今年は、我が家の近くでは柿が不作のようで見かけないが、知人のところでは豊作とのこと。窓辺に置かれた柿は、秋の日差しをあびて眩しい。

 ところで、甘柿をたくさんもらったのでジャムにしたら渋かったという話がある。これは加熱により、渋の成分であるタンニンが元に戻ってしまうことが原因らしい。それでは柿の菓子はできないのかとなるが、それがちゃんとある。

 あれはどこの土産だっただろうか?半分に割られた竹の容器に入れられた柿羊羹は、その食感がどこかゼリーのようで果物らしさがほどよく残されていた。

 普通の羊羹は、ちょっと厚めに切りたくなるが、柿羊羹は、少し薄めのほうが食感も良いし見た目も良い。薄く切られた柿羊羹は、光が当たると柔らかく輝いて美しい。お茶は、出来る限り渋いもの。お茶の渋さが柿の甘みを引き出して絶妙となる。

 柿羊羹は古くからあるようだが、昔の人の柿を加工する知恵と技に感心する。

 

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