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2012/04/02

白いブロッコリー?

 野菜売り場の近くを通りかかったら”白いブロッコリー!”との声を聞いた。おもわず”それはカリフラワーでは・・・”と口に出そうになったが、ぐっとこらえた。

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 なにしろ最近は、ブロッコリーなのかカリフラワーなのか分からないカリコッリーなるものもあるし、もしかしたら品種改良された白いブロッコリーが売り出されたかもしれないからだ。

 ところで、子供の頃、カリフラワーはあったがブロッコリーは見かけなかった気がする。

 古い料理本でカリフラワーとブロッコリーをつかった料理を調べてみた。
 
 昭和2年発行の「家庭料理」(誠文堂)は、花キャベツ料理として”ボイルド・カリフラワー”、”カリフラワー・オブ・グラタン”、”カリフラワー・フリッター”を紹介している。昭和33年発行「家庭料理全書」(日本女子教育会)では、”カリフラワーの揚げもの”、”カリフラワーの皿焼”、”カリフラワーの茹で煮”などを紹介しているが、どちらの本ともブロッコリーの料理を載せていない。

 どうやら昭和の初めから30年代頃まではカリフラワーは家庭の食卓にのっていたが、ブロッコリーはなかった。たぶんブロッコリーは、あまり出回っていなかったのだろう。それが、いまや野菜売り場ではブロッコリーがこれでもかと並び、カリフラワーはすっかり隅に追いやられている。人気の浮き沈みがあるのは、人の世の常だが、野菜も例外ではないようだ。

 なお冒頭の”白いブロッコリー”だが、近づいてラベルをみたら”カリフラワー”となっていた。

4月8日追加

 その後の情報によれば、昭和41年発行「私たちのおかず」(江上トミ、柴田書店)でも花キャベツ(カリフラワー)の料理は紹介されているが、ブロッコリーはみあたらず。どうやらブロッコリーは、昭和40年代初めまで家庭の食卓ではみかけなかったようだ。

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