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2012/12/09

紅葉を食す

 東京のモミジは、夏の猛暑のためか紅葉する前に葉が落ちてしまうものが多いようで、今年は鮮やかな紅葉を見られないかと思っていたが。

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 冬枯れした大きな木のしたにあるモミジは夏のあいだ日蔭だったことが幸いしたのか、ご覧のように紅葉している。赤といっても、どこかくすんだ暗い赤色。色名でいえば茜(アカネ)とか蘇芳(スオウ)に近いようだが、これだと決めかねる色である。

 茜はアカネの根からとったもの、蘇芳はスオウの樹皮からとった染料だそうだが、紅葉のモミジの葉は赤い染料として使えるのだろうか?草木染をされている方がすでに試されていて、成功した人もいるようだが、うまくできないこともあるようだ。色をうまく抽出・定着させるための条件が難しいのかもしれない。

 ところで花より団子ではないが、モミジの葉のお菓子がある。モミジ饅頭でなく、本物の紅葉したモミジの葉をつかったお菓子である。「もみじの天ぷら」という名の菓子だが、これは天ぷらといってもよくある野菜の天ぷらのようなものでなく、食用に栽培された紅葉したモミジの葉を一年以上塩漬けし、塩抜きしてから油で揚げた、カリントウに似た食感のとても手の込んだお菓子だそうだ。残念ながらまだ食べたことはないが、機会があったら味わってみたい菓子の一つだ。

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