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2013/10/06

幻の立体放送

 年上の人と昔のラジオ番組について話しをしていたら、”そんなのあったかな?記憶違いでしょ”といわれ、ちょっとへこんだ。

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 そのラジオ番組とは立体放送である。立体放送といっても最近の3Dテレビでなく、いまでいうステレオ放送。まだFM放送がステレオ化するまえにAM二局によるステレオ放送があり、父親がラジオを2台おいて聴いていたような記憶がかすかにあったのだが・・・。

 先日、入手した「音の遍歴」(高城重躬、共同通信)を読んでいたら、ずばりそのことが詳しく書かれていた。それによれば”FMのステレオが始まる以前、NHKで第一放送が左、第二放送が右で、立体音楽堂というのを毎週日曜日にやっていた”、”このAMによる立体音楽堂は昭和39年4月5日で打ち切られた”とある。

 やはり立体放送は、幻でなく本当にあったのだ。

 昭和39年は東京オリンピックが開催され、新幹線や首都高が登場して東京の町が大きく変わったが、じつは放送も大きく変わった年でもあった。

 写真は当時の技術雑誌に掲載されていたパイオニアのステレオマスターSM-Q140型。番号2が同調ツマミ1でMW/SW、番号12が同調ツマミ2でFM/MW。AM(MW)放送が2局同時に聴けるようになっており立体放送が楽しめる。

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