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2013/12/25

Kora(コラ)の音色

 今年の夏に出会ったナンシー・ヴィエイラ(アフリカ・カーボヴェルデ出身の女性歌手)のアルバムは、アフリカ音楽は荒々しいと思い込んでいたそれまでの私のイメージをすっかり吹き飛ばした。それはメロディもリズムも洗練されていて、とても心地よい音楽だ。

 それ以来、アフリカ音楽をときどきネットでさがして聴いている。最近、Youtubeでみつけたのが西アフリカの女性音楽家Sona Jobarteh。彼女が演奏する楽器がKora(コラ)。Koraは、男性が演奏してきたアフリカの楽器だそうだが、彼女は演奏家でありボーカリストでもある。大きな瓢箪のような胴体にネックをつけ弦をはった楽器は、その形からはとても想像できない繊細で美しい響きをもっている。

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2013/12/22

007再び

 古いEQMM(エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン)を入手した。1965年5月の臨時増刊号は、イアン・フレミングのスパイ小説007シリーズの特集。

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 その巻頭をかざる「東京の印象」は、イアン・フレミングによる東京旅行記。オリンピックを前にした東京を訪れたイアン・フレミングが、東京の各地をまわりその様子と印象を述べているが、その描写は日本人ではありえないいかにも外国人らしさにあふれていて面白い。

 たとえば宿泊した日本旅館の部屋に「縁までいっぱいにきめこまかい灰を入れ、一対の尖筆と鉄製の櫛のようなものを突き刺した大きな陶器のくずかごらしきものが置いてある」と書いている。もちろん、これは火鉢のことだが、火鉢を知らない外国人にはこのように描写すれば通じるのかと感心してしまう。

 さらに東京温泉へいき、担当となった女性について「かおだちはブリジット・バルドーをもう少しこじんまりと整えたような感じで、黒い髪をBBカットにしている」、さらにその女性の服装や洗いかたやマッサージについてもこと細かく記述。また講道館を見学したり、芸者遊びをしたりと、日本を舞台にした映画「007は二度死ぬ」のシーンは、このときの経験をもとにしたのではと思えて興味深い。

 意外だったのは、帝国ホテルでサマセット・モームと会食しており、講道館で二人が見学している写真が掲載されている。モームとフレミング、作家としては異なるタイプだが二人には交友があり、しかも同じ時期に来日していたのだ。

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2013/12/15

ほうき星

 駿河台の坂道、強い風にあおられ体が前へ横へもっていかれそうになる。たしかに天気予報では風が強いと言っていたが、まさかこんなになるとは聞いてないぞと叫びたくなる。

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 風にのって落ち葉が歩道の上をビュンビュン飛んでいく、車道を横切りクルマにぶつかる寸前空に舞い上がるものもある。掃き集めようにも、こう風が強くてはすぐ飛び散るだろうと思いながら角をまがったら、街路樹の根元にこの光景が出現。

 街路樹を核にして、まるで「ほうき星(彗星)」のように落ち葉が集まっている。物理屋さんなら、流れのなかにモノをおき、その後ろにできる渦巻きが作ったと解説するかもしれないが、いわゆる落ち葉の吹きだまりだ。それにしても公園ならばありそうだが、コンクリートに囲まれた町中で、まさかこのような光景が見られるとは思ってもいなかった。

 このほうき星をみたら、風を呪いたくなる気持ちも消え、もっと吹いてもいいぞと応援したくなる。風よもっと吹けだ。

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2013/12/08

ヒヨドリの戸惑い

 長期予報では、今年の冬は例年より寒くなるらしいが、いままでのところ好天がつづきあまり寒さを感じなかった。それもそろそろ終わりらしく、今日はぐっと冷え込んできた。

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 先日、近所を歩いていたら、突然後ろのほうで何かカサカサと動く気配がありドッキリ。振り向けば手のひらぐらいの枯葉が地面に降ってきただけだが、こんな気配にきづくのも風のない静かな天気ゆえだろう。その枯葉を目で追っていったら、茂みの中で赤い実が輝いているのを見つけた。

 ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)だ!

 ヒヨドリジョウゴは、この赤い実をヒヨドリが好むことからつけられた名前だそうだが、じつは毒性があり、このことは牧野日本植物図鑑にも掲載されている。本当にヒヨドリが好むなら、すぐに食べられてなくなってしまいそうだが、冬になっても干からびながらずっと残っていて、名前の由来には疑問がのこる。

 ヒヨドリバナという草花もある。

 こちらの名前は”ヒヨドリが山から下りて鳴くころに咲く”といわれているが、しかしこれには”乾いた綿のような花がらを火おこしに使った”ことから火取花という説もある。ヒヨドリがつく草花は、いずれもヒヨドリの生態による名前をもっているが、どうもその通りだと言い切れず悩ましい。一番戸惑っているのは、勝手に名前を使われたヒヨドリかもしれないが。

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2013/12/01

深夜の友

 新しいラジオを購入。AM/FMに加えてワンセグTVの音声も聴けるこのラジオは、室内でも十分な感度があり、ボタン操作の反応もよい。

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 十数年前から使っていたラジカセは、AM・FMに加えてTV音声を聴くことができるスグレもの。しかしTVが地デジ化してからはTV音声が聴けなくなり、さらにこのごろはAM/FMの選局が不安定になってきた。いまやラジオ放送は、「Radiko」や「らじるらじる」などパソコンでも聴けるので、あらためて買い替える必要はないと思っていたが、量販店でこのラジオを見かけ一気に購入欲がわいてきた。

 ラジオといえば深夜放送、眠りにつくまでの友だ。とくに聴く番組を決めてはいないが、気がつくと自分に合うものを選んでいるというか、苦手なものを避けているようだ。たとえばパーソナリティが話している間、スタッフらしき人の笑い声が聞こえるものがあるが、これが苦手だ。自然に笑いがときどき漏れるならよいが、楽屋うちで話を盛り上げるためなのかずっと笑い声がつづくものがある。あれは演出なのだろうか、だとしたら余分な気がする。

 それにしても久しぶり深夜放送を聴くと、ネットとの連携が多くなったことに驚く。たとえば、投稿はハガキだけでなくメールやツィッターでも可能だし、詳しくは番組のホームページをご覧くださいという告知はネットを前提にしている。ならばラジオはパソコンで聴けばよいとなるが、やはりスイッチONですぐ聴けるラジオ(ラジオ受信機)の手軽さはパソコンでは得られない。やはり深夜の友とするならラジオ(ラジオ受信機)だ。

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