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2014/03/16

僕らの好きな7インチ

 社会人になりたてのころ、郊外の工場へ電車通勤していた。その頃の私の通勤のお供は、文庫本だった。

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 特にジャンルを決めていなかったが、ショートストーリーが多かったような。ある作家を決めたら、その作品を順に読んでいく方式。それらの多くは、いつのまにか行方不明になったが、赤い背表紙の片岡義男の角川文庫本がまだ何冊か残っている。積み上げると高さは17~18cm程度だろうか、いや片岡義男ならアメリカ流に7インチと言うべきかもしれない。

 この7インチ、じつはかつて身近にあった製品の寸法と同じだ。

 LPレコードの大きさ(直径)は30センチだが、EPレコード(いわゆるドーナツ盤)は17センチとなっている。17センチは中途半端な数字にみえるが、これはもともとレコードのインチサイズに由来している。レコードの大きさは、インチで16,12,10,7とされており、16インチは40センチ、12インチは30センチ、10インチは25センチ、そして7インチをメートル換算して17センチと呼んでいたのだ。

 そうえいば最近話題の小型タブレットも7インチディスプレイが多いが、あれはなぜだろうか?スマホに多い4インチと従来のタブレットの10インチの中間サイズという説や、片手でもてるギリギリのサイズが7インチという話もあるが、どうもあとづけの理由のように聞こえてしまう。じつは”オジイサンからもらったレコードが7インチだったので、それに合わせた!”なら面白いが、そういう話はないようだ。いずれにしろ7インチは、昔も今も気がつけば身近にある不思議な寸法だ。

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