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2014/08/31

1967

 音楽雑誌beatlegのバックナンバーVol.110(アコースティック・サウンド特集)のなかにママス&パパスの”唯一だが最高のライブ音源、モンタレー・ポップ・フェスティバル”の記事をみつけ、懐かしさとともに長年モヤモヤしていたものが少し晴れた気がした。

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 ママス&パパスは、1960年代中ごろに「夢のカリフォルニア」や「マンデー・マンデー」などのビッグヒットをだしたアメリカのフォークロック・グループ。抜群なハーモニーを誇るアルバムが何枚かリリースされていたが、なぜかライブ・アルバムは見かけなかった。そんなときに「モントレー・ポップ・フェスティバル」の実況録音盤LPが登場したのだ。

 モンタレー・ポップ・フェスティバルは、いまや伝説となったウッドストック(1969年)に先立つこと2年、1967年に開催された。この種の音楽フェスティバルの先駆けとなり、ママス&パパスはその運営にたずさわり自らも出演した。出演者は30組をこえて、サイモン&ガーファンクル、ジャニス・ジョプリン、オーティス・レディング、ジミー・ヘンドリックス、ラビシャンカールなどその後に大活躍したミュージシャンが並んでいる。

 ところで、いまやCDでもリリースされているママス&パパス「モントレー・ポップ・フェスティバル」だが、初めてLPを聴いたときは、これは何だろうとなった。先ほどの記事では、”このライブは「マイク準備が整っていなかった」「12弦エレキのチューニングが不安定」「ミシェルの声が録音されていない」”などが述べられている。LPのライナーノーツでは”素直に表現して、このライブアルバムに聞くママス・アンド・パパスの歌いぶりは決してよくない・・・それでいて、このライブ・アルバムは、彼らのどのアルバムよりも素晴らしい魅力をもっている”とある。しかし、このLPを新譜で購入した当時は、あまりにほかのアルバムとの差がありすぎてとまどいが大きく、これは何だろうかとなったのだ。

 いまyoutubeで当時の映像をみると、ライブならではのエネルギーあふれる演奏は、素直に素晴らしいと言える。細かく聴けば不具合があるが、それを超えるものがあるように思えるのだ。

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2014/08/24

シングル・アゲイン

 外出のお供本にしていた「東京っ子ことば」(林えり子、文春文庫)を読み終えた。もとは銀座百点に連載されていたもので、さまざまな(江戸)東京言葉をとりあげている。1語にたいして2~3ページの記述なので、外出先のちょっとした空き時間に読むのにちょうどよい。

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 たとえば「せいひついろ」。筆者が高校生だったころ、母親に頼まれて父親の下駄を銀座で購入、そのとき母親からことづかった鼻緒の色がせいひつ色。下駄屋の主人が持ち出した鼻緒をみて「なんだ、この色か」と口をすべらしたことから、その主人からこの色の漢字表記を教えてもらうことに。せいひつとは青漆「せいしつ」で、東京人は「し」が「ひ」となり「せいひついろ」となると書いている。

 東京人の「し」から「ひ」への変化は、私も聞いたことがある。かつて「朝日新聞」を「あさしひんぶん」と語るお年寄りと会ったことがある。この場合「ひ」と「し」が完全に入れ替わっているが、歯切れよい口調なので違和感はなかった。しかしこの頃はこのような言い回しは聞かない、今や消えた東京語かもしれない。

 ところで前回、シングル盤を購入したがEPアダプタが見つからないと書いたが、それがようやく見つかった。レコード棚や段ボール箱の中を探し、ようやく見つけたEPアダプタは袋に入った未開封状態。じつはこのプレーヤーは、それまで使っていたものが壊れたので2009年に新たに購入したもの、ということは少なくともここ5年ほどシングル盤は聴いていなかったことになる。早速、EPアダプタをセットし先日購入したドーナツ盤を聴きはじめた、シングル・アゲインだ!

 さらにこれも前回のつづきだが、東陽町のダウンタウンレコードで「下町ハイファイ古本市」が8月31日まで開催されている。特集「70~80年代のツアーパンフレット大放出」に加えて、ちょっとオシャレな音楽つながり本が出品されている。 

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2014/08/17

そうだEPアダプタだ!

 東陽町にあるダウンタウンレコードは、毎シーズン面白い企画のイベントを開催している。昨日(8月16日)、開催されたのは「レコdeトーク ディスクジョッキー・イン・7インチ・ヘヴン」というちょっと長いタイトルのイベント。シングルレコードをジャンル別に並べ、DJ二人ががそれを次々紹介していくのだが、そのジャンルを楽曲のスタイルだけでなく社会現象なども切り口にしているので思いがけない曲が流れる。

 たとえば「週刊TVガイド物語」(おおくぼ良太)は、競合誌に加えて女性週刊誌の特徴をこれでもかというぐらい歌詞に織り込んでいる。おなじ歌手の目蒲線物語に似た展開で雑誌出版業界物語となっている。これは出版業界人必聴だろう、よくぞこのような作品をリリースしたと感心してしまう。

 この面白さに刺激され、イベント終了後に店内で買い物。もちろん購入したのはシングルレコード、帰宅し早速聴こうとしたら気づいた。ドーナツ盤をプレーヤーにセットするためにプレーヤーの中心軸と盤の内側を埋めるアダプタが必要なのだが、それが見つからないのだ。そうEPアダプタという小さな円盤だ!そういえばここ数年LPは聴いてもシングル盤は聴いていない、EPアダプタはどこかにあるはずだがどこにしまったのか全く思い出せない。しばらくシングル盤を聴くのはおあずけだ。

 ところでシングル盤レコードは、LPと違って復刻されることもなく消えゆく運命にある。しかしその小さなレコード盤には時代の勢いのようなものが、LPより多くつまっているように感じるのは私だけだろうか。

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2014/08/15

冷むぎ始めました

 夏の定番風景といえば、街角で見かける「かき氷はじめました」、「冷やし中華はじめました」などの「・・・始めました」のノボリやポスター。

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 老舗の蕎麦屋さんの店先で見かけたのが「冷むぎ始めました」。まだ昼食には早かったが、すでにお客さんも入っていたので、お店に入り注文してみた。

 やってきた冷麦は、氷が浮かんだガラスの器に盛られ、そば猪口もガラス製という見るからに涼しげなもの。蕎麦屋の冷麦の定番である器に浮かぶ果物は、よくある缶詰のミカンなどでなく生のメロン、それも厚みがあり箸でつまむのか手でつまむのか迷うほどの大きさ。冷麦はわずかにもっちりした食感があり、さすが近隣で名前が知られた老舗蕎麦屋さんだ。

 ところで夏の週末、自宅でときどき素麺をゆでるが、いま一つゆで加減がぴたりと決まらない。ゆで加減をみるため二~三本食べるのだが、何度か繰り返すうちに微妙な差が分からなくなり、いざ引き上げて冷水にさらし食べてみると食感がいま一つだ。それでも徐々になれてようやくゆで加減のコツをつかんだかと思うと、もう素麺の季節は終わってしまう。

 結局、翌年の夏になるとゆで加減のコツはすっかり忘れていて、また振り出しに戻ってしまう。いつまでたっても成長しないと言われそうだが、これはこれで我が家の夏の定番行事として楽しんでいるのだ。

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2014/08/10

もう迷わない?

 複数の乗り換え経路があっても、あそこに行くならあの駅で乗り換えるという自分ルートをもっている人は多いようだ。

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 たとえば私は神保町から代官山へ向かうときは、半蔵門線でまっすぐ渋谷へ向かい地下で東横線に乗り換えていた。先日、工事がつづく渋谷駅の乗り換えが大変だと知人に話したら、”私なら新宿三丁目駅で乗り換えます”とおしえてくれた。

 これは乗り換えアプリの第2候補として表示されるルートだそうだが、神保町から都営新宿線で新宿三丁目駅へ、そこで副都心線に乗り換えそのまま代官山へ向かう、東横線と副都心線に相互乗り入れしたので可能になったルートだ。たしかに、これなら渋谷の混雑をさけて代官山へ行ける。

 サラリーマン時代の乗り換え検索の優先項目は、ただ一つ所要時間が短いことだったが、いまはアクセスのし易さに重点をおくようになった。乗り換えが分かりやすく混雑しない経路を選びたい。こうなると乗り換えアプリはあまり参考にならず、記憶の沼にうもれた情報をたよりにするしかない。しかし、この記憶もあいまいであてにならない。路線図と駅校内の配置図、あとは周辺の地図があればよいのだが・・・。

 そんな路線図はないかなと思っていたら、「東京メトロナビ」という無料冊子を駅でみつけた。

 サブタイトルに「この一冊で、もう迷わない」とあり、主要駅周辺マップと駅構内図・出入り口情報がまとめられている。地下鉄5路線の乗り換えができる大手町駅の各ホームの配置図もある。ここは四角形の四辺にホームがあり、ちょっと進む方向を間違えると延々と歩くことになるので乗り換え難関駅の一つだが、こうなっていたのかとなった。

 急ぐときはアプリの利用もやむ得ないが、地図をみながらじっくり乗り換えルートを探すと街の形が分かるし、思いがけない発見もありそうだ。東京メトロナビは、外出時にカバンのすみに放り込んでおきたい一冊だ。

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2014/08/03

永遠の747

 ときどき我が家の上を旅客機が通過することがある。雨天や強風時の羽田着陸コースとのことだが、一度このコースが使用されると2~3分間隔で次々通過する。夜になると窓が一つずつ判別できるほどの高度で飛んでいる。

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 最近の機体は、エンジンを2基搭載する双発機が多いが、先日、エンジンが4基の旅客機が我が家の上空を通過していった。機体の形はジャンボ(747)のようだが、”日本国内のジャンボは全て引退し、残りは政府専用機のみ”とのニュースがあったので、もしかしてあれが政府専用機かと思ったが、日の丸のマークもないし色合いも違う。

 その後、ルフトハンザが、フランクフルト~羽田で、ボーイング747-400型を運行していることを知った。しかもルフトハンザは、この路線に747の最新型である747-8を10月から就航させる予定になっている。もう日本の空から消えたと思ったジャンボは、新型となり飛び続けるようだ。それにしても747はデビューが1970年だから、改良されつづけられたといえ本当にロングセラーだ。やはり基本デザインが良かったのだろうか!

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