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2017/12/17

いきなりMC!

 ”レコードを聴きたいのでレコードプレーヤーを探してます”という若者の話に思わず聞き耳を立ててしまった。どうやら初めてレコードプレーヤーを買うのでカフェのマスターに相談しているらしい。”カートリッジは何にするのとのマスターからの質問に即座に”MCにします”と答えていたので相当調べているようだ。それにしても初めてレコードプレーヤーを購入するときいきなりMCカートリッジを選ぶとは、羨ましいやら本当によく分かっているのかちょっと心配になる。
 
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 カートリッジの主流である電磁型(その他に圧電型、静電型、光電型などもある)カートリッジにはMM型とMC型があるが、その動作原理とメリット・デメリットを初心者に分かるように説明しろと言われると悩んでしまう。簡単にいえば、磁石とコイルを組み合わせ磁界が変化するとコイルに電気が生じる現象を利用として、レコード針の動きに応じて磁石を動かすのがMM(Moving Magnet)型、レコード針の動きに応じてコイルを動かすのがMC(Moving Coil)型だ。MM型の小さな磁石のついた針はユーザーが簡単に交換できるが、MC型は針にコイル(その配線)がついているので針交換はメーカーに送って作業してもらうことになる。

 このように動作原理(構造)によるものだけでも、その使い勝手は大きく異なる。さらに音質や必要となるアクセサリーや価格を含めると簡単にどれが良いと言えないだろう。

 レコード・ブームということで関連の本が新たに発売されているが、製品紹介に多くのページをついやし基本的な解説が少ないようだ。ここはアナログオーディオ全盛期に出版された本の出番だ。たとえば「ステレオの実際知識」(長岡鉄男)や「オーディオの楽しみ」(瀬川冬樹)は、いまでも十分に役立つと思う。

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