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2018/08/26

村上RADIO

 TOKYO FMで村上RADIOが8月5日放送された。残念ながら私は当日の放送を聴けなかったが、どのような曲が選ばれたか気になる。

 TOKYO FMのオンエアレポートに当日のおしゃべり内容と選ばれた曲のリストが掲載されているのでチエックしてみた。やはりあのグループの曲がある、ビーチボーイズのサーフィンUSA。この曲が発売されたのは1963年、村上春樹は14歳のころだが、しびれました、しびれっぱなしと語っている。

 ビーチボーイズ、そのリーダーであるブライアンウィルソンについて、カウアイ島ノースショアをドライブしていたときラジオからブライアンウィルソンのキャロラインノーが流れてきた話が「村上ラヂオ」(2001年、マガジンハウス)に収録されている。この曲を初めて聴いたのは16歳、そのときは曲の良さが分からなかったが、今ではわかると語っている。10代の頃聴いた曲を、いまなお語れるとはちょっとうらやましい気がする。

 私は、10代の頃のどのような曲を聴いていたかと問われても、すぐにこれですと答えられそうもない。それほど熱心な洋楽ファンでなかったし、これと決めた歌手やグループのレコードを買い集めることもなかった。それでもその時代の音楽が流れてくると、これはサイモンとガーファンクルでしょうとか、フィフスディメンションとか、ブラッドスウェットアンドティアーズなどの名前が出てくる。ラジオでよく流れていたので記憶に刷り込まれたのだろう。

 そういえばビーチボーイズではスループジョンBの記憶がある。たしか邦題は「ジョンB号の遭難」だったはずだが、そのときは船の遭難にしてはのんびりした曲だなと思った。じつは、この曲は、嵐で船が遭難したのでなく、陸に上がった船長は戻って来ないし、乗組員は酔っぱらって警官に引っぱられるし、これじゃジョンB号はいつまでたっても出航できない、故郷に帰りたいのに帰れないという内容のカリブのフォークソングが原曲なのだ。このことを知ったのはずっと後で、ようやくそうかと納得した。

 それにしても、すっかり錆びついたと思っていた記憶の引き出しだが、音楽を聴くと意外にあっさり開くことに驚く。さらに、あらためて10代のころの曲を聴き直してみると、いまなお新たな発見があるのも面白い。

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2018/08/19

秋風のカタチ

 さらっとした秋風につつまれ、あらためて今年の猛暑が気温が高いだけでなく湿度も高かったことを体で知る。ジージーと耳に飛び込んできたセミの鳴き声は、リズム感があふれるツクツクボウシに代わり。モクモクと積み上がっていた雲は、軽く薄いものに。

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2018/08/12

日比谷のガーゴイル

 片桐はいりは銀座和光裏にある銀座文化(現在のシネスイッチ)で働いたことがある。俳優となったいまでも映画館のもぎりをするほどの映画ファンというか映画館ファン、そのあたりの話を「もぎりよ今夜も有難う」に書いている。

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 ところで、かつて日比谷パークビルの屋上に置かれていた怪物像(ガーゴイル)との出会いの話が「もぎりよ今夜も有難う」の中にある。ガーゴイルは、パリのノートルダム寺院にあるものが有名だが、鳥の顔と背中に翼を持つ鳥人間のような姿をした像で、魔除けとして建物に設置されるそうだ。日比谷パークビルはすでに取り壊され、その跡地に外資系ホテル・ペニンシュラ東京が建てられているが、かつてのガーゴイルはホテルの逆出窓のようになった場所から今も日比谷の町を見下ろしている。

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2018/08/05

日記を盛る

 日本の日記文学の代表作として永井荷風の「断腸亭日常」をあげる人が多い。なにしろ40年を超える長きにわたり書かれた日記は、文学だけでなく歴史資料としても質と量ともに優れたものとされているそうだ。”そうだ”としたのは、断片的に読んだことはあるが、いまだに全てを読み通したことがないからだ。

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 ところで最近はどんな日記本があるかと近所の本屋に立ち寄ってみたら、雑誌コーナーでサブタイトルに”日記を読む、日記を書く”とある雑誌が平積みされているのをみつけた。「Kotoba」は集英社が発行している季刊誌、その2018年夏号は日記の特集。日本の古典である土佐日記からはじまり夏目漱石、南方熊楠、永井荷風、植草甚一などの日記の話が並んでいるが、一番面白かったのは「わたしが日記を盛る理由」(みうらじゅん)。

 個人の日記は、ノンフィクションのようにみえて大なり小なりフィクションが入り込みがちだ。たとえば子供の頃あった夏休みの絵日記、田舎で食べたスイカを実物より大きく描いたり、オジサンからもらったカブトムシを自分が採ったように描いてしまったような経験をもつ人がいるだろう。これらは、いまの言葉なら”盛る”となる。みうらじゅんは、中学生のころ親が日記を見ていることに気付き、それからは親に読まれることを前提に盛って書いた。それも親が”うちの息子も一人前になったかと”と思うように、いろいろ出来事をでっち上げたと語っている。みうらじゅんのこの話は、なぜ人は盛るかを解き明かすヒントになるかもしれない。どうやら、みうらじゅんはただの仏像好きオジサンではないようだ。

 それにしても、集英社がこのような季刊誌を発行しているとは全く知らなかった。集英社といえばコミックや週刊誌のイメージが強いが、Kotobaはどちらでもなく集英社によれば多様性を考える言論誌としている。文芸雑誌でもないし専門雑誌でもない、ちょっと間口が広いが中身の濃い雑誌だ。


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2018/08/04

暑さ指数チエック

 「命に関わる」とか、「経験したことのない」などの表現を気象予報でたびたび聞くようになった。これが大げさと思わず、そうかもしれないと納得してしまうほど最近の気象は激しさを増している。

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 このごろ外出する前、テレビ番組で紹介されていた環境省の熱中症予防情報サイトをアクセスし、自分が住む地域と目的地の暑さ指数(WBGT)を確認している。

 暑さ指数による日常生活の指針によれば、WBGT31以上は危険とされ「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」となっている。また「運動は原則中止」だそうだ。危険とされる時間帯は外出は避けたいが、そうもいかないときがある。そういう時は小さなペットボトルに水を入れ冷凍庫で凍らしたものをバッグに入れている。タオルや移動中に購入した飲み物を保冷したり、いざというとき飲むためだ。

 それにしても暑い日が続く!この状況は日本だけでなく、7月のアメリカやヨーロッパの各地は、それまでの最高気温を更新したそうだ。

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