日記・コラム・つぶやき

2018/09/16

神保町のフクロウ

 神保町すずらん通りにある東京堂書店の斜め前にある100円ショップは、かつて東京堂書店「ふくろう店」だったことを先日書いたが、そこにあったフクロウはいまどうしているだろうか。

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 それはいまも健在だ、レリーフだけでなく今にも飛び立とうしているものや静かに止まっているフクロウの像が入口横の太い柱にある。自分の記憶ではフクロウは白かったはずだが、いまは茶色になっている。気になりネットを調べたら、ここが女性向け書店シェモアだったころは柱もフクロウも白かったそうだ。

 そういえば東京堂書店は、店内の本棚レイアウトだけでなくレジを1階に集中させるなど大きくリニューアルしてきたが、その一番大きなものは本店にカフェを併設したことだろう。店奥でなく1階正面にドーンとあるので、その存在感はなかなかのものだ。

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2018/09/09

ベストアルバムの罠

 神保町にあった東京堂書店ふくろう店の記事を探していたら、坪内祐三がふくろう店古本棚のサポートをしていた話を見つけた。坪内祐三の日記本を調べたら、「本日記」(坪内祐三、本の雑誌社)の2004年2月21日にずばり”私このたび東京堂書店ふくろう店古本部をたんとうすることになりました”というタイトルで、その棚に収めるための古本探しや販売価格設定の仕組みを書いていた。

 坪内祐三の「本日記」は、2001年7月から2005年10月までの日記を収録している。ところどころ拾い読みをしていたら、2001年8月15日、渋谷のHMVでビーチボーイズのベストアルバム「アイ・ラブ・ユー」を購入したとある。しかも”ビーチボーイズのベストは、すでにボックスセットを含めて五、六種類持っているのだが、九百九十円のお値打ち価格だし、曲順が「グッド・ヴァイブレーション」・・・”と収録曲名まで書いている。どうやら坪内祐三は、なかなかのビーチボーイズファンのようだ。

 ところでベストアルバムの購入は、二つのタイプに分けられそうだ。一つ目はいわゆる初心者が、よく知らない歌手や奏者がどのような演奏スタイルか知るためだ。気に入れば、これをきっかに他のアルバムも聴いてみようかとなりアルバム購入の入り口となれば、その逆に、いやこの一枚で十分ということもある。

 二つ目は、ベテランマニアの場合だ。これはなかなか一筋縄ではいかず、私の好きなあの曲はなぜ入っていないんだとか、曲順はこうじゃないだろうと、そこそこ知っているだけあってベストアルバムへの要求が高い。メーカーもそのあたりはお見通しで、未発表のテイクやライブ音源をボーナストラックとして追加し、これはこのベストアルバムでしか聴けませんと背中を押す。結局、ベテランマニアはメーカーの仕掛けたこの罠にはまり、似たようなベストアルバムをまた買ってしまうのだ。

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2018/08/26

村上RADIO

 TOKYO FMで村上RADIOが8月5日放送された。残念ながら私は当日の放送を聴けなかったが、どのような曲が選ばれたか気になる。

 TOKYO FMのオンエアレポートに当日のおしゃべり内容と選ばれた曲のリストが掲載されているのでチエックしてみた。やはりあのグループの曲がある、ビーチボーイズのサーフィンUSA。この曲が発売されたのは1963年、村上春樹は14歳のころだが、しびれました、しびれっぱなしと語っている。

 ビーチボーイズ、そのリーダーであるブライアンウィルソンについて、カウアイ島ノースショアをドライブしていたときラジオからブライアンウィルソンのキャロラインノーが流れてきた話が「村上ラヂオ」(2001年、マガジンハウス)に収録されている。この曲を初めて聴いたのは16歳、そのときは曲の良さが分からなかったが、今ではわかると語っている。10代の頃聴いた曲を、いまなお語れるとはちょっとうらやましい気がする。

 私は、10代の頃のどのような曲を聴いていたかと問われても、すぐにこれですと答えられそうもない。それほど熱心な洋楽ファンでなかったし、これと決めた歌手やグループのレコードを買い集めることもなかった。それでもその時代の音楽が流れてくると、これはサイモンとガーファンクルでしょうとか、フィフスディメンションとか、ブラッドスウェットアンドティアーズなどの名前が出てくる。ラジオでよく流れていたので記憶に刷り込まれたのだろう。

 そういえばビーチボーイズではスループジョンBの記憶がある。たしか邦題は「ジョンB号の遭難」だったはずだが、そのときは船の遭難にしてはのんびりした曲だなと思った。じつは、この曲は、嵐で船が遭難したのでなく、陸に上がった船長は戻って来ないし、乗組員は酔っぱらって警官に引っぱられるし、これじゃジョンB号はいつまでたっても出航できない、故郷に帰りたいのに帰れないという内容のカリブのフォークソングが原曲なのだ。このことを知ったのはずっと後で、ようやくそうかと納得した。

 それにしても、すっかり錆びついたと思っていた記憶の引き出しだが、音楽を聴くと意外にあっさり開くことに驚く。さらに、あらためて10代のころの曲を聴き直してみると、いまなお新たな発見があるのも面白い。

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2018/08/04

暑さ指数チエック

 「命に関わる」とか、「経験したことのない」などの表現を気象予報でたびたび聞くようになった。これが大げさと思わず、そうかもしれないと納得してしまうほど最近の気象は激しさを増している。

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 このごろ外出する前、テレビ番組で紹介されていた環境省の熱中症予防情報サイトをアクセスし、自分が住む地域と目的地の暑さ指数(WBGT)を確認している。

 暑さ指数による日常生活の指針によれば、WBGT31以上は危険とされ「外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する」となっている。また「運動は原則中止」だそうだ。危険とされる時間帯は外出は避けたいが、そうもいかないときがある。そういう時は小さなペットボトルに水を入れ冷凍庫で凍らしたものをバッグに入れている。タオルや移動中に購入した飲み物を保冷したり、いざというとき飲むためだ。

 それにしても暑い日が続く!この状況は日本だけでなく、7月のアメリカやヨーロッパの各地は、それまでの最高気温を更新したそうだ。

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2018/07/22

ラフィアの帽子

 まだ7月なのに35度を超える日がつづく。買い物などの用事は、日中の暑さを避けて午前中に済ますようにしているが、それでも家に戻るころには汗ぐっしょりになりシャワーへ直行。

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 普段使っている帽子は布製のオールシーズン用だが、通気が悪くて汗をかきやすく、今年の夏はまったく役に立たない。かぶっているとまるで汗拭きタオルのようになってしまうのだ。夏なら麦わら帽子が良さそうだが、ネットで探すとあまりに多すぎてなかなか選べない。そんなときストローハットという言葉が引っかかった。

 ストローハットは麦わら帽子のことだが、このごろは麦わらに限らず植物や紙などを編んだものをストローハットと呼ぶらしい。たとえばパナマ帽もその仲間で、これはパナマ草(トキア草)の葉を紐状に加工して編んだもの。このストローハットをキーワードにして見つけたのがラフィアの帽子。ラフィアは、ラフィアヤシの葉から取り出した繊維で、バッグの素材にも利用されている。

 購入したラフィアの帽子(上の写真)は、天然素材を生かした色合いでざっくりと編まれている、しかも丸めてバッグに入れることもできる。まだ数回しか使用していないが、通気性が良いので快適だ。

 それにしても暑い!”無理せず気をつけて帰ってください”、”お互いに体を気をつけましょう”と、まるで病院の待合室にいるかのような会話をカフェで聞いた。これも暑さがもたらした日常の一コマだろう。

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2018/07/15

スウィートキッズ

 近所のスーパーで小さなスイカをみつけた。こだまスイカのようだが直径が12cmぐいらいしかなく、通常見かけるものよりひとまわり小ぶりだ。隣のペットボトル(350ml)と比較すると、その大きさが想像できるだろう。

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 こんなに小さくて味はしっかりしているのか少し心配したが、食べたらその甘さに驚いた。しかも皮が薄くて、皮のギリギリまで食べられるので少し得した気分になる。どういう品種か気になり貼り付けられたラベルをみたらスウィートキッズとある。これは糖度が高く、大玉スイカに近いシャリのある食感が特長のスイカだそうだ。

 そういえば、以前のこだまスイカは、美味しさがいま一つで大玉スイカが本格的出回るまでのつなぎのような印象だったので、シーズンで1回ぐらいしか食べなかった。いまやそれは過去のもの、最近のこだまスイカは格段に改良されている。これからは、こだまスイカをもっと試してみよう。

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2018/07/01

忘れ草

 7月になると、子供のころは今年もまだ半分あると思っていたが、いまはもう半分過ぎてしまったとなる。年々時計が速く進むように感じているが、今年は一段と加速したようだ。

 ところで都心で次の用事への時間調整のために、ビルの屋上庭園へ上がってみた。ここは何度か立ち寄ったが、木々がつくる木陰を楽しむサラリーマンが一人二人いる小さな庭園。いわゆる都会の穴場オアシス。そこの通路沿いに橙色の八重咲のユリのように見える花が咲いていた。

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 これはヤブカンゾウのようだ。カンゾウの別名は忘れ草、万葉集に登場する忘れ草はカンゾウとされており日本に古くからある花だ。名前が似る「忘れな草」とは、まったく異なる種類。いまは園芸種もあるようなので必ずとは言えないが、カンゾウは一日でしぼんでしまう一夜花としても知られている。

 それにしても今日も青空がまぶしい。風があるのでしのげるが、暑さも厳しい。

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2018/06/24

アジサイの真の花

 アジサイの花色は土壌のpH度合いで決まり、酸性土壌では青色となり、アルカリ土壌では赤くなることは良く知られている。さらに花びらと思われているものがじつはガクで、本当の花はとても小さいことも知られるようになった。ガクアジサイを例とすれば、真中の小さな粒の集まりのように見えるものが花で、その周辺を囲む花びらのようなものがガクである。

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 それではよく見かける球状のアジサイの花はどうなっているのだろうか?

 下の写真をよく見ると、花びら(ガク)の下にところどころに濃い青色のものが埋もれている。じつはこれが本当の花である。周辺の花びら(ガク)と比較すると、いかに小さいか想像できるだろう。しかもこれは花びら(ガク)をかきわけて見つけたもので、真の花はひっそり隠れているのだ。

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 なお気象庁が発表する「あじさい開花日」は、標本木で真の花が2~3輪咲いた日とされている。今年の東京のあじさい開花日は5月30日、平年より8日早かったそうだ。

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2018/06/17

梅雨寒の想い出

 ビルの植え込みで咲くアジサイの花は少し色褪せはじめたが、我が家の近くにあるアジサイの花はまだクリーム色だった。それがここにきて薄水色に変わりはじめた。

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 ところで、中学に入ったとき制服の衣更えをはじめて経験した。全員が黒い学生服を脱いで白いシャツ姿になるだけだが、そのシャツの胸に学校徽章を縫い付けて夏の制服としていた。その衣更えから一週間すると本格的な梅雨がはじまるが、とても寒い日が数日ある、梅雨寒である。

 学校の規則どおりであれば、寒さにふるえながら夏の制服であるシャツを着ることになるが、さすがにこれは体に良くないとシャツの下にセーターを着てしのいだ。今思えば笑い話のようなものだが、梅雨寒となるといまだにこのことを思い出すのだ。

 それにしても、ここ二日ほど寒い日が続く、しまい込んだフリースの上着をまた持ち出してしまった。

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2018/06/10

砥石をとぐ

 我が家では、包丁研ぎは私の役目になっている。その包丁を購入するとき、買い物についていった私が店の人に勧められた砥石を”買ってもいいかもと”と言ったらしく、このような流れになったのだ。

 このごろその包丁を研いでも切れ味がいまひとつ良くない。砥石の中央部がすり減り、横から見ると両端が反ったように高くなり包丁と砥石がスムーズに接触しないのだ。これではうまく研げないのも当然だ。そろそろ砥石を新しくしようかと思いながら、まずは包丁を購入した店へ行き相談してみた。

 店の人に砥石の状態を説明したら、”砥石の平面性をチエックして、もし凸凹があればこの砥石で修正します”と店で使っている実物を見せながら説明してくれた。

 それが「面直し砥石」(下の写真)。

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 それを購入し早速我が家で試してみた。水に十分漬けてから砥石の反った部分をガシガシと削る作業を始めたら、これが予想以上に強力で少し削り過ぎたほど。固い砥石を削るということから、つい力を入れてしまったが、もっとやさしく作業すべきだったようだ。平らになった砥石で包丁を研いだら切れ味が復活、面直し砥石の威力を実感する。

 それにしても砥石を研ぐ砥石があるとは、道具の世界はじつに奥が深い!砥石に限らず、道具を治すための道具に興味がわいてきた。

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