暑く長い一週間
ここ一週間ほど、蒸し暑い日がつづきバテぎみなところに加えて、ココログの応答が遅くなりアップロードもできない状態が続いていた。どうやらプロバイダ側のメインテナンス作業も終わりようやく回復したようなので、この一週間に買った本、読んだ本をまとめて紹介しよう。
新刊の一冊目は、「プリンシプルのない日本」(白洲次郎:新潮文庫)だ。白洲次郎の人物像を描いた本は、読んだことがあったが、この本は、白洲自身が文芸春秋に書いてきたものを一冊にまとめたものだ。戦争責任、占領政策、日本国憲法、敗戦後の日本をどのような社会にするか、外国とどのように付き合うかなど、考えさせることが多い内容だ。
自分の経験でも、混乱期ほど、その人の人間性が行動に表れるように思う。混乱に乗じて、昔のことは無かったことのように、うまく立ち回ろうとするもの、私はこういう人を好きになれない。ところが、こういう変わり身の早い人を、もてはやす人がいるのだ。
新刊の二冊目は、「伊丹十三の本」(新潮社)だ。これは、まだ読んでいる途中だが、写真が多くて見るだけでも楽しめる。
三冊目は古書で「秘密指令オヨヨ」(小林信彦:ちくま文庫)、先日、病院で健康診断を受けたとき近くのブックオフでみつけたものだ。オヨヨシリーズはその昔、角川文庫で読んで面白いと思ったが、今回は健康診断の合間のためか、どこかのれない気分だった。子供向きのように見えて、本質が大人のエンターテイメントである部分に少しズレを感じてしまう、どうしたんだろうか?もちろん、私の好みが変わってきたせいだが。
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