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2006/07/08

インド人もホントウにビックリ!

 通勤カバンの中に本を入れているが、新しい仕事の準備と重なったため、なかなか進まない。朝の電車は、混み合っていて本を開くことはできないので、帰りの電車で読むことにしている。しかし帰り道は、昼間の仕事モードが尾を引いてしまい、どうも読むスピードが上がらないのだ。こういうときは、肩のこらないグルメ本にかぎると思い、今週は「われらカレー党宣言」をカバンの中にいれていた。

 さて一週間の感想は、「よくぞこれだけ多くの作家がカレーについて書いているものだ!」につきる。母親手作りのカレーにはじまり、学校で食べたカレー、そしてレストランで食べたカレーなど、その想いでは似たようなものだが、なぜか皆さん自分の経験こそ一番だと意気込んでいる。

 ということで私もひとつカレー体験を紹介しよう。

 ある出張で、インド人と仕事をする機会があった。たまたま宿泊しているホテルも同じだったので一緒に夕食をたべるようになり、ある日、町一番の本格的インドレストランへ行った。さすが本格的インド料理、口のなかに広がる深い香りに感心した。しかし、数秒後、口のなかに強烈な辛さが渦巻きはじめた。私は、これが本当のインド料理かと思い、がまんしながら食べていたが、インド人もあまり料理が減っていなかった。結局、全部食べきれずに、勘定を支払うことになったのだが、そのときインド人が調理室に入りコックと話していた。

 そしてクルマに戻ったとき、インド人がいきなりはまくしたてた”あれはインド料理ではない!本当のインド料理は、あんなに辛くないぞ!”と。じつは、あそこにいたコックはインド人ではなくバングラデッシュ人で、料理はインド風だがインド料理とは違うそうだ。その後、彼の手作りの料理を食べる機会があったが、たしかに強烈な辛さがくるまでの時間は多少長いようだが、私には、インド料理とバングラデシュ料理との差はついに分からなかった。

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