東京の未来
久しぶりに仕事関係の会議に参加したが、ナゼナゼ質問ばかりで、まったく先に進まない。私から、どうしろと言える立場ではないが・・・どうなんだろうか。
さて今週の通勤本は、「東京学」(小川和佑、新潮文庫)だ。この本は、東京人の気質、食べもの、ことば、流行など、さまざまな切り口から東京を語ろうとしている。
著者は、江戸学と東京学を区別することを強調しているが、どうしても江戸の影がちらついてしまうが、これは仕方ないだろう。東京は、明治維新により、江戸をベースに当時の役人(薩長出身者)とお雇い外人により改造された都市だと言われるが。しかし、その江戸も大田道灌が開いた町をベースに、徳川家康と一緒に来た三河の人々が改造した都市だったのだ。つねに開発・改造されつづける、それが東京だ。
このごろ渋谷を通ることがあるが、あのマークシティーとセルリアンタワーを見上げると、東京を開発・改造するパワーの凄まじさを感じる。ネオンサインが目立つ時間に渋谷の町を見ると、まるで昔の映画(ブレードランナーか?)にあった未来世界というか、それをもう超えてしまった印象だ。 東京の未来は、どうなるだろうか。
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