マレーシア・ペナンで月を仰ぐ(1)
今週はじめからマレーシア・ペナンに仕事で来ている。リゾートで有名なペナンだが、ペナンには大規模な工業団地があり、多くの電子部品企業が集まっている。たとえば皆さんが使っているパソコンの心臓部であるマイクロプロセッサを作っているインテルも、ここペナンに工場がある。地元の人は、インテル・ペナン工場の従業員は1万人と言っているが、これは少しオーバーかもしれないが相当大きな工場だ。実際、朝夕のこの地域は大渋滞となっており、その中にはインテルのプレートを付けたバスを数多く見かける。
さていつものように通勤本ならぬ出張本のことを書きたいが、今週はまったく本を読む時間がなかった。ホテルに帰ってきても、NHKテレビ(海外向けの日本語放送)をつけて、そのまま寝込んでしまうことが多い。そこでマレーシア・ペナンの印象を少し紹介しよう。
まずは交通機関だが、鉄道のないペナンでの旅行者の移動手段はタクシーが主体となる。タクシーの料金はメーターによるものと、定額制(運転手はフラットフィーと言っていたが、たぶんFlat feeのことだろう)がある。ガイドブックでは、事前にタクシー料金を交渉しなさいと書いてあるが、よほどなれないかぎりそれは出来ないだろう。それに値段を事前に知っても、旅行者では高いのか低いのか判断のしようがない。私のわずか5日間の経験では、仕事場からホテルまでのフラットフィーはどの運転手も皆同じだった。なおタクシシードライバーは皆英語をしゃべり、こちらがなれない英語で話しても結構我慢強く聞いてくれる。じつは私が泊まっているホテルは、ホテル名のなかにやたらRが入っており、さらにLもあるので、なかなか一回でホテル名が伝わらないが、何度か言い直すと分かってくれるので本当に助かる!
もちろんレンタカーもあるが、私にはとても運転できぞうもない。三車線ないし二車線ある道路の幅を目一杯使って左右に車線を移動しながら走り、突然道路が左右に分かれたりする。さらにモーターバイクが車と同じぐらいのスピードで走っているので、よほど道路状況を知らないと運転は難しそうである。タクシーはマレーシア製のプロトンという昔のカローラクラスの車が多いというか、それ以外のタクシーをまだ見かけたことがない。ホテルでタクシーを頼むとリモという車がくるときがあるがある。これは2回しか乗っていないが、少し大きめな車だが、料金はタクシーとまったく同じだった。運転手によれば、リモはリムジンサービスでタクシーとは違うと言っているが、具体的にどのように違うのかは分からない。なおタクシーは、屋根にTEKSIの標識がついているが、リモはなにもなく一見すると普通の自家用車のように見える。
さて、きょうは、ここまでしよう。実は、明日早朝また移動することになったのだ!(うーん、オジサンはツライぞ!)
リモについての追加(8月18日)
上記に、リモとタクシーの料金が同じと書いたが、これはどうやら間違いだ。いままではホテルからしかリモに乗ったことがなかったが、その後、会社からリモやタクシーで同じ場所に行く機会があり値段を確かめたら、以下のようになった。
1)ホテルにリモを依頼すると40RM
2)会社でリモを依頼すると35RM
3)会社からタクシーがメーターで走ると30RM
ホテルが割高なのは、運転手によればエクストラコストが、かかるためだそうだ。となれば2)と3)が、リモとタクシー料金差の目安だろう。なお5RM=160円程度で、日本のタクシーからみれば僅かな料金差だから、旅行者はあまり気にする必要はないかもしれない。
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