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2006/09/06

眠れぬ夜に読む本(遠藤周作)

  長年の友人が入院したが、どうも夜眠れないとの話を聞いた。なにか気を紛らすものはないかと探して見つけたのが、この本「眠れぬ夜に読む本」(遠藤周作)だ。さいわいこの本を渡す前に、友人は退院したので本は手元に残っている。

 巻末の版数をみると、初版は1996年9月で、私が購入したのは2005年4月第24刷となっている。じつに10年間で24版も出ていることになる。世の中には、よほど眠れぬ人が多いのか、はたまた狐狸庵先生のファンが多いのか、それを考えると眠れなくなってしまうというのは冗談だが、ずいぶん売れている本だ。

 私と友人は、ドクトルマンボウの本か狐狸庵の本かに悩んだ世代だが、その決着はつかずじまいだった。久しぶりに読んだ狐狸庵先生の本、前半の「生と死について考える」の内容にちょっとドキッとすると同時に考えされた。

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