雑踏の社会学(川本三郎)
このごろ仕事の都合で渋谷駅をよく利用する。渋谷といっても地下鉄半蔵門線なので地上を歩くのはほんの数分なのだが、街の勢いに圧倒されることがある。かつてパルコや東急ハンズが出来たての頃、よく歩いたことがあったが、今はどうもかってがちがう。そこで、その当時の渋谷はどうだったかを再確認するために、「雑踏の社会学」(川本三郎)を開いてみた。
メイ・クイーンは憶えていないが、「赤いカンパリソーダ」、うーん懐かしい光景だ!なぜか女の子は、皆、これを飲んでいたのを思い出す。川本さんの東京に関する文章は、その内容と質の高さに感心することが多いが、「赤いカンパリソーダ」など、こんな細かいこともまでも、ちゃんと東京の姿として記録し文章にしていることに驚く。
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コメント
この本、今日、堀切にある青木書店さんで入手してきました。どうも、じんた堂さんが紹介なさる本は、どれもこれも欲しくなってしまいます(^^;
投稿: masa | 2006/09/10 01:37
川本三郎さんの本を、青木書店さんで店頭購入するとはさすがです、これぞ古本購入の正しいお作法かもしれません。ところで、例の柳原ですが、この商店街の話が載っている雑誌を見つけました。詳しいことはmasaさんのブログに書いておきましたので。なお、これは1ページだけですから、図書館コピーで十分かと思います。
投稿: じんた堂 | 2006/09/10 15:00