東京人(中央線特集)
昨日は夜遅くなったが仕事の帰り道、自宅近くの本屋に寄ってみた。雑誌コーナーで東京人(中央線特集)があったのでちょっと中身をチエックすると、「中央線からなくなったもの生まれたもの」の中に、さきごろ改築のため一時休業にはいった吉祥寺の「いせや」や、取り壊される「国立駅舎」「阿佐ヶ谷住宅」の話しが載っている。小特集は「山口瞳の東京地図」、さらに古本師匠の「沿線古書店の新勢力」の記事と、いずれも見逃せないものばかりだ。これは絶対買わねばとレジへむかった。
「いせや」や「阿佐ヶ谷住宅」は、Mさんのブログで見ていたのでざっと読み。国立の住んでいた頃、ほぼ毎日利用していた国立駅の記事へ読み始めた。うーん、ちょっと物足りない!でもそれはかつて住人だったものの思いかも、1ページと限られたスペースにはよくまとめられている。でも、できればホーム横にあった桜について書いて欲しかった。あの桜はどうなったのだろうか。
国立での日々でいまも強烈に憶えているのは、大雪で中央線が止まった日だ。その日は、なんとか会社に行こうと国立駅に向かったのだが、上下線とも運転中止で復旧のメドがまるで立たずアパートへ戻るしかなかった。その途中、ときどき夕食に利用していたイタリアレストランに立ち寄ったら、今日は臨時休業しようかと思ったが誰かお客が来るかと思い営業していると言われたので、そこで昼食をとった。しかし私以外のお客さんは来ず、結局、オーナーのSさんと二人で、暗くなるまで雪景色をみながらお店で過ごしたのだ。
そのお店では、素晴らしい人たちに出会った。いつもダンディに帽子をかぶっていたKさんと粋な江戸っ子の奥さん、バイク乗りのSさん、芸術家のKさん、デザイン会社のNさん、花屋さんのTさん、そしてレストランオーナーのSさん。皆、どうしているだろうか。
| 固定リンク
コメント