堀切駅へ行く
少し前になるが堀切駅に行ってきた。京成線の堀切菖蒲園駅でなく、荒川の西側土手に寄りそうように建っている東武線の堀切駅だ。
発端は、Mさんのブログで紹介された牛田Tシャツさんから拡がった足立区柳原の話だ。牛田駅の隣りにある堀切駅は、金八先生のロケ地として知られるとともに、古くは小津安二郎の東京物語の平山医院があった地とされている。荒川沿いの川べりの町は、いままであまり歩いたことがなく、堀切駅も話しには聞いていたが実際に訪れるのは今回が初めてだ。
京成関谷駅で下車して堀切駅へ向かえば、その途中は目新しいマンションが目立つ。首都高(向島線)を正面に見ながら広い道路を進み、途中から斜め左の通りへ入ると突き当たりに堤防の壁が見えてくる。荒川と隅田川を結ぶ川の堤防だ。大きな病院(柳原病院)がある。それにしても人がいない、ここに来るまでに出会ったのは犬一匹だけだ。それも放し飼いにされている番犬なのか、大きな家のガレージの扉のすきまから出たり入ったりし、いまにも吠えそうな様子だった。
目指す堀切駅は、土手に沿った道が行き止まりの奥にある。そのため途中からは、この先に駅があるようには見えず、行き止まりにきて初めて駅があることが分かる。線路をまたぐ歩道橋に上がれば駅の全景が見えるが、ホームは長いがとても小さな駅舎だ。これが堀切駅なのか!
目を川に向ければ、斜め前方に京成の鉄橋があり、土手では野球チームが試合をしている。都心からそれほど離れていないのに、随分遠くにきたように感じる。平山医院内の撮影はセットだったそうだが、小津安二郎が東京物語が伝えたっかたのは、この東京のハズレという感じなのだろう。そうであれば、それは今も十分感じることができる。
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コメント
少し前とはいつ頃だったんでしょう。東武堀切駅へは柳原病院のほうから行ったのでしょうか?
墨田区側のほうからいくと、途中に馬小屋があり小さな馬(ポニー)が飼われています。都内で馬を飼っているなんて不思議な気がしますが本当です。一度、外に(道路)に出てしまい、車と一緒に走っていました。最初は犬のでかいのが道路に出てきてしまったと思っていたら、馬でした。これにはびっくり。おまわりさんも飛んできましたが、どうすることもできなかったようです。持ち主が来たのか、自分で戻ったのか無事、小屋に戻ったようです。一度訪れてみたら如何?金八先生のロケもたまに見たことがあります。機材をたくさん持ったスタッフがうろうろしてました。
投稿: ドラおじさん | 2006/11/02 00:59
ドラおじさん、こんにちは。堀切駅は先月の半ばに行ってきました。このあと柳原へ向かったのですが、道が込み入っていて迷子状態になり、最後は北千住駅にどうにか無事着きました。ところで、ポニーの件お知らせ頂きありがとうございます、ポニーはペットか何かのイベント用でしょうか、それにしても都内で飼っているとは驚きです!
投稿: じんた堂 | 2006/11/02 12:06
はじめまして
トラックバックさせてもらいました。
これからも宜しく。
東京物語が好きなおじさんです。
「堀切駅」について、近いうちに調べたこと、見て
来たことを書きたいと思っています。
その時はよろしく。
投稿: 歩く・見る・食べる・そして | 2006/11/03 16:01
堤通りから東武堀切駅に入ると右側に煉瓦造りの倉?が残っています。
その隣に一戸建ての家があり、何年か前、改装してた。小さな庭の周りに粗い間隔で柵を造り、家の中へとはいるところを段がなくなるように取り払いいったい何をしているのだろう?
と思っていたら、ある日、白ちゃけたポニーが庭につるされたえさ袋から干し草をモグモグ!
確か一回ぐらいテレビで紹介されたかも?
その後二年か三年姿を見られましたがここ一、二年前からいなくなったようです。
どこに行ってしまったのかどんな事情があったのか?
投稿: 真理子 | 2006/11/04 06:18
真理子さん、こんばんは。ドラおじさんや、真理子さんのポニーの話を読むと、堀切界隈がとても不思議な地に思えます。いくら広い庭があるといっても、それじゃーポニーを飼おうというのは、思ってもでなかなか実行できませんが、本当に飼ってたんですね。ポニーの消息も気になりますが、その飼い主さんも興味深いです。
投稿: じんた堂 | 2006/11/04 20:19