わがやのお雑煮
アースダイバーでお世話になった玉井さんのブログで、「わがやのお雑煮大会」の話しがあったので、私も報告します。といっても我が家の雑煮は、簡素きわまりないもので、具は「鶏肉と三つ葉」のみ、汁は「お醤油、みりん」、餅は「切り餅を焼いたもの」。父親の出身は長野、母親は名古屋ですが、お雑煮は、どちらでもなく強いて言えば東京風。
中身が単純なので、鶏肉は、モモ肉を鶏肉専門店で購入しています。味付けは、1日目は濃い目で、二日目は少し薄目にしています。(写真のお雑煮は、私が作ったお正月二日目の薄味のものです)
一つ、よその家と違うのは、「お雑煮の作り方」、いや正解に言えば「お雑煮を作る人」がよそとちがっていることです。我が家では、「三が日のお雑煮は男が作る」ことになっており、お雑煮は父親の味なのです。現在は、元旦(実際には大晦日の夜遅く)に家族全員が集まると、兄がお雑煮をつくり、二日目は私が作り、いまも「お雑煮は男が作る」を続けています。
ところで、なぜ我が家では「お雑煮を男が作るか」、はっきり分かっていません。父の子供の頃からそうだったらしく、昔は若水をくみそれで作ったそうです。このような習慣は、我が家だけなのか、それともある地域では昔からそうだったのか分かっていません。以前、友人達に、我が家のように「お雑煮は男が作る」習慣を知っているか聞いたことがありますがが、だれも知る人はいまでせんでした。どなたか同じような習慣をご存知だったら教えてください。
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コメント
じんた堂さん、あけましておめでとうございます。
さて、エントリー内のご疑問への直接のお答えになるのかどうかわかりませんが。こんな例があります。宮城県仙台の例です。宮城県では、小正月は女の正月といわれ、日ごろ働きづめの女性たちを休ませる日で、この日は家長が料理をするというふうに聞いています。実際、僕は、たまたま仙台のこの小正月の宴に参加するチャンスがありました(僕はオジサンではありますが…)。また、以下のネットでも似たようなことが書かれています。
http://www.pref.miyagi.jp/tisin/hustle/hustle_11/aji_2.html
こんなことはも考えました。もともと正月は、家の先祖を祭祀する行事でした。そのような祭祀の儀礼で中心になるのは、男性です。男女共同参画時代の現代からみれば、なんともナンセンスということになりますが、さまざまな神事や儀礼に女性は参加できません。そういうことはも、ひょっとして関係していたのかもしれませんね。かつては、かなり厳格にお正月の儀礼が行われていたのでしょうから、料理をつくることも重要な儀礼の一部だったのかも。「父の子供の頃からそうだったらしく、昔は若水をくみそれで作ったそうです」とお書きになっていたので、そのような形式がじんた堂さんのお宅では継承されてきた、ちょっとそんなことも想像してしまいました。「わがやのお雑煮大会」に参加された「KARAKARA-FACTORY」さんのご経験では、お供え用に小さく盛られた雑煮を、屋敷内の稲荷、井戸、神棚にお供えされたようです(こちらのお宅のばあいは、お母さんがおつくりになっていますが)。
いろいろ、書いてすみません。
今年もどうかよろしくお願いいたします。
投稿: わきた・けんいち | 2007/01/02 15:35
明けましておめでとうございます!
雑煮、大好きです。なぜか、いっぱいご馳走を食べた後でも、
いくらでも入ります。不思議なくらい。
1年分の栄養を正月で摂っているような。
田舎が福島なので、うちの雑煮は東北、関東の折衷みたいなやつです。高野豆腐を入れます。あと、イクラのトッピング。
これは妻の北海道のお歳暮で貰うやつ。ゴタ混ぜですね。
投稿: △イチおじさん | 2007/01/02 21:22
わきたさん、あけましておめでとうございます。
お正月の行事を神事とすれば、「男がお雑煮を作る」ことも、うなずけます。いまはお神輿は女性も担ぎますが、昔は女性は棒にさわることも出来なかったと言いますので、年の初めに作る雑煮を男が作ったことはありそうな話です。
まあ現代では、お正月の朝ぐらいは女性に楽させるため、「お雑煮は男が作っている」と言っておいたほうが良いようですが。
本年もよろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2007/01/02 22:19
△イチおじさん、あけましておめでとうございます。
高野豆腐を入れたお雑煮は初めて知りました。やはりご両親や奥さんの食文化が、いろいろ重なりあった結果でしょう。さしずめ食のコラボレーションですね!
本年もよろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2007/01/02 22:28