オルガンの消えた町
先日、神保町花月が誕生することをお知らせしたが、今度は消えたお店の話。古書店に詳しい人なら、小宮山書店の裏にあった文省堂と明文堂書店があったブロックと言えばわかると思うが、そこが取り壊されている。
古い神保町をご存知の方なら、すずらん通りのアサヒ印房とツルオカピアノのあったブロックが取り壊されていると言ったほうが分かりやすいだろう。もう10年ぐらい前だろうか、ツルオカピアノで古いオルガンを見せてもらったことがある。その昔、小学校にあったような古い足踏み式のオルガンだが、深い赤茶色のボディがとてもキレイだった。我が家に置き場所があれば是非ほしかったが、残念ながら大きすぎて断念するしかなかった。
足踏み式の古いオルガンは、デジタル化されたエレクトーンや電子ピアノの音とちがって、どこか懐かしいというか、ほっとするような音色がする。あのオルガンはどこに行ってしまったのだろうか・・・いつか広い部屋に住むことがあったらぜひ置いてみたい。
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コメント
えっ、あの一画が消えたのですか…。ツルオカピアノがかなり前に閉店し、いやな気はしてましたが、なんとも…です。あの外に面した100円本の棚と、鍵盤楽器専門店ツルオカ、神保町の匂いを醸しだしていましたよね~。ツルオカさんには、相当以前に、写真を撮らせて欲しいと願いでたのですが、軽く断られました(^^; 窓越しに見たのですが、「ニカワを入れた容器らしきものがストーブのうえにある図」が忘れられません。
投稿: masa | 2007/01/20 23:42
文省堂はしばらく前に第二店舗が出来て、もしかしたら引越すのかなと思っていましたが、ツルオカピアノまで取り壊されたのは驚きでした。すずらん通り、さくら通りと、神保町の裏通りも変化が激しくなりましたね。
投稿: じんた堂 | 2007/01/21 17:14
そう言えば、文省堂横の路地から出ていらしたじんた堂さんとバッタリ…ということがありましたね~。
投稿: masa | 2007/01/22 01:57
文省堂と小宮山書店にはさまれたあの路地は、神保町の裏道という雰囲気がありますね。地下鉄神保町駅から「さぼうる」の前を通り文省堂の路地へ、さらに「ラドリオ」と「ミロンガ」へ進み三省堂の裏口へ向かうのは定番コースかも・・・。
投稿: じんた堂 | 2007/01/22 23:21