星屑
昨晩はウィリーネルソンのCDをかけたまま寝込んでしまった。アルバム「スターダスト」(星屑)は、スタンダードソングをたっぷり詰め込んだCDだ。カントリー歌手としては少し外れたところに位置するウィリーネルソンは、独特なフレーズ感がある。ちょっと飛躍しすぎかもしれないが、森繁久弥の節回しに通じるものがある。森繁が歌うとどんな曲でも森繁節になってしまうように、ウィリーネルソンが歌うスタンダードソングはウィリー節になっている。この二人のどこか素朴な歌声と微妙な言葉の言い回しに、枯れているようでも、まだまだ色気のあるオジサンという印象を持つのは私だけだろうか。
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コメント
ウィリー・ネルソンは昔からおじさんだね!時々映画にも出ているので結構目にしている。
ところで昨日発売の「サライ」にグラディス・ナイトの新譜「ビフォー・ミー」が紹介されている。かわいそうなことに”往年のモータウンサウンド”の歌手だなんて紹介されて!齢、62,3だけど元気ばりばりです。今回のビフォー・ミーというアルバムはジャズのスタンダードを歌っている。ロッド・スチュアートも何年にもわたってジャズのスタンダードアルバム(確か最新のはNo,5か6)を出していますがジャンルにこだわらず名曲を歌う名歌手が多く”聞き”専門の私にとってはうれしいことです。
投稿: シイナ | 2007/03/02 07:46
グラディス・ナイトと言われて、つづいてピップスの名前が思わず出てくるのは確実にオジサン世代の証拠でしょうね。モータウンサウンドもメチャクチャ懐かしい言葉ですが、スティビーワンダーもジャクソンファイブも皆ここからメジャーになったことを振り返れば音楽シーンの歴史を作ったレーベルでしょう。
ところでスタンダードナンバーって、誰が歌ってもその人なりの歌になるのが不思議ですね。それだから時代を超えて生きているのかもしれませんが。
投稿: じんた堂 | 2007/03/02 22:43