H=P-G
H=P-Gという公式があるそうだ。”「幸福(Happy)な生涯」とうのは、一生を通して「愉快(Plesant)と思えた時間」の総和から「憂鬱(Gloomy)と感じた時間」の総和を引いたものだそうだ。・・・一般に「横ならび意識」の強い人は、どうしてもGが大きくなりやすい。いいかえると、何でも他人と比較する癖のある人は、こころの平穏は得にくいようだ。”
これはいま読んでいる「ビフテキの茶碗蒸し」(松山幸雄:暮らしの手帖)に載っている話しだ。著者の松山氏は、新聞社特派員として長くアメリカに駐在し、日米文化論について著作がある。
Gloomyという言葉は、「薄暗い、憂鬱な、陰気な」なような意味で使われるらしいが、ストレスと言い換えてもよいだろう。ストレスの時間と愉快な時間の関係は相互に作用しているようで、一方が増えればもう一方は減っていく。ストレスが増えても、比例して愉快な時間が増えればよいのだが、そうはならず愉快な時間も減ってしまう。
となれば、幸福な時間を増やすためには、やはりストレス・憂鬱な時間を少なくするという、あたりまえの話しに落ち着いてしまう。
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