Nat King Cole DVD
現役時代のNat King Coleについてはっきりした記憶はなかったが、もう10年ぐらい前だろうか、娘のNatalie Cole のアルバムでUnforgettableがヒットしたとき、そのCDを買ったことがある。
昨日紹介した「銀座化粧」を購入したとき、近くの棚にNat King ColeのDVDを二種類並んでいるのを見つけた。どちらも曲名は同じようなものが並んでいるし、価格もほぼ同じ、こうなると、どちらを選んでよいか悩んでしまう。
結論を言ってしまえば両方買ったのだが、私と同じように悩む人のために、それぞれの内容を紹介しよう。
Nat King Cole 1950-1952は、タイトルに小さく書かれているThe Snader Telescriptionで作成されたもの。そのSnaderだが、Googleで検索してみると、Louis Snaderは実業家で、1950-1954年頃、世界初のTV用ミュージックビデオクリップを作成したとあり、様々な歌手のミュージッククリップを作成したらしい。1曲づつ個別に収録したらしく、それそれの曲ごとに曲名とフィルム番号などのタイトルが入るが、撮影も演奏メンバーもいつも同じようで違和感はあまりない。内容もNat King Coleのピアノを含めて各楽器のソロパートの演奏も多く、いかにもJazzという雰囲気にあふれている。映像はほとんどがモノクロで、ごく少数がカラーになっている。
もう一つはMost Famous HitsシリーズのNat King Coleだ。こちらは時代はずっと新しく、全編カラー映像のスタジオ収録版だが、観客をいれたコンサート風に作られている。簡単に言えば、1960年代のアメリカのTVショーという雰囲気で、Nat King Coleをメインにしてオーケストラによる伴奏にコーラスがついていて、ポピュラー音楽ショーという印象だ。さすがに新しいだけあって、映像も音も良いし、歌もよく知られたものが並んでいるので理屈なしに楽しめる。
さて、あなたは、どちらを選ぶだろうか?
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