蔵前橋
浅草橋の総武線鉄橋横から隅田川テラスに下り、上流に向かい歩くと前方に黄色い橋が見えてくる。
蔵前橋は、下流の両国橋、新大橋や永代橋が江戸時代からあったのに比べれば新しい橋と言える。橋のプレートにも記されているが、震災復興により、昭和2年に新設されている。
蔵前の名は、ある程度の年齢の人にとっては、蔵前国技館があったことで記憶されているだろう。私も子供の頃、相撲の時期にこの前を通ると、力士名を書いたノボリが何本も立っていたこと、またTVのプロレス中継が行われていたことを覚えている。
ところで現在の蔵前付近は、これはという見所が少ないが、初めてこの地を地下鉄で訪れる人が必ず驚くことが一つある。
蔵前駅は、都営地下鉄浅草線と都営地下鉄大江戸線の乗換駅になっているが、この両線の駅は地下ではつながっていない。乗り換えるためには、いったん地上に上がり江戸通りを250メートルほど歩かなければならないのだ。
地下鉄の乗り換えが複雑な駅としては、大手町、赤坂見附・永田町、溜池山王・国会議事堂駅などが知られているが、これらは各線が地下でつながっている。こう書いている私もその一人だったが、蔵前駅の地下鉄なのに地上を数百メートル歩くという意外な展開にとまどい、出入り口でウロウロしてしまう人がいる。
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コメント
そうそう
駅の乗り換えはかなり歩きます。
大体、大江戸線というのは駅の出入り口をどういう
つもりで作ったのでしょうね?
なんか中途半端な位置にあるのが多いです。
最近は隅田川散歩ですか?
投稿: とらオジサン | 2007/10/19 10:31
とらオジサン、こんばんは、
大江戸線の蔵前駅は、場所から言えば厩橋と名乗ったほうが良いと思いますが、どうでしょうか。ところで隅田川ですが、この頃は水もキレイになり歩く人も多いですね。
投稿: じんた堂 | 2007/10/19 23:40