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2007/10/23

昭和30年@神保町シアター

 神保町花月に映画館が出来ることは以前紹介したが、いま、その神保町シアターで昭和30年代製作の映画が上映されている。

8dsc04662 イベントのタイトルは、「ALWAYS続・三丁目の夕陽 公開記念、川本三郎編 映画の昭和雑貨店2 昭和30年代ノスタルジア」、昭和30年代の代表作品合計17本を、1日3ないし4本づつの上映している。

 今日(10月23日)は、「渡り鳥いつ帰る」「洲崎パラダイス」「東京の孤独」「男ありて」の4作品が上映されていたので、その中から「洲崎パラダイス」を見てみた。

 洲崎パラダイスは、芝木好子の原作を川島雄三が監督し、洲崎パラダイス入り口の橋のたもとにある飲み屋「千草」を舞台としている。主演は新珠三千代と三橋達也だが、千草の女主人を演じる轟由起子が、苦労人だが善意を忘れないという良い感じで描かれている。原作に従って勝鬨橋、洲崎などの風景が出てくるのは当然だが、三橋達也が神田の電気街を歩くシーンで、ラジオが山積みされている秋葉原が出てくる。テレビでなくラジオというのがいかにも昭和30年代らしい。

 今回のイベントは、「ALWAYS続・三丁目の夕陽」とあるように新作映画宣伝をきっかけにしたようだが、昭和30年代の風景・風俗をCGでなく実写映像で見られるので、その当時に興味を持っている人には良い企画だろう。期間は、10月20日から11月2日、26日からは「神田古本まつり」もあるので、神保町方面に行く方は要チエック。なお料金およびプログラムは、神保町シアターホームページに載っている。

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