町を歩けば「よいお年を」との挨拶の声が聞こえ、今年もあとわずか。東京も寒さが一段と厳しくなり、夏に訪れたアジアの町の暑さを思い出す。
ペナンの路地裏を歩いていると、鉄製のドアをよく見かける。実用一点張りの無骨なデザインに原色のものが多いが、なにしろ日差しが強く、色はすぐにあせてしまい、気温も湿度も高い地域なので、周囲の壁を含めてサビとカビに覆われ微妙な色合いになっている。
写真のドア、右壁にある赤いシミはエビらしい。さらにその下を見れば、だいぶ薄れているが、波模様が描かれている。ちょっとシッポに元気がないが、赤いエビに波模様となれば「えびせん」。ということで、今回のタイトルは「えびせん壁」。
コメント
@ペナン、いいですね。
白壁の汚れ具合がなんともしっくり。
このドアのブルーがまた
言いようの無い魅力!
投稿: おじさんの独り事 | 2007/12/30 08:36
コメントありがとうございます、
ペナンの建物の基本は原色ですが、ほどよく退色してなんとも言えない色合いになっています。最近塗り替えられたものの中には、真っ白+原色に加えてピンク色もありますが、これはやりすぎという印象でした。
投稿: じんた堂 | 2007/12/30 21:20
お久しぶりです。
この写真に心惹かれて、しばし眺めてしまいました。カビはあまり好きではありませんが、錆びと退色は大好きです。アジアの街で多く観かける二重の鉄や柵の扉の錆びたのなんか大好物です。ペナン...いいですねえ。行きたいところがどんどん増えていき、どう考えても(貧乏旅行でも)莫大な予算になってしまう。誰か取材について来いって言ってくれないかなあ....(他力本願)。
投稿: kadoorie-ave | 2008/01/01 13:14
kadoorie-aveさん、あけましておめでとうございます。
ペナンは、人口の約7割が中国系なので、生活文化の基本は中国とほぼ同じですが、マレー系やインド系の人もいますし、かつての英国統治の影響も残っています。そのため食べ物は、中華・インド・マレーと非常に多彩で、楽しい旅が出来ると思います。
本年もよろしくお願いします。
投稿: じんた堂 | 2008/01/01 20:32