窓のある壁@ペナン
ペナンの旧市街のはずれの路地で見つけた家、壁の表面はところどころ剥げ落ちて下地のレンガがあらわれ、さらにそのレンガも凸凹になりはじめている。
建物の正面はお店のようになっているペナンの家は、いわゆる鰻の寝床と呼ばれる京都の家のように、間口は狭いがその奥行きは深く裏の路地まで続いている。そのような家が側壁を接して何軒も並んで長屋のようになっている。
したがって家の側壁に窓があるのは、左右両端の家に限られ、日本ならば日当たり良好な角部屋として人気がありそうだが、この大きさの窓ではあまり役立ちそうもない。しかも長いあいだ閉めきられていたようで、観音開きの木製窓枠は、すっかりペンキが剥がれ落ち、内側は板で塞がれている。
現代の家は大きなガラス窓がつきものだが、日本でも、昔の家は、窓も小さく部屋も暗かった。ペナンの古い家は18世紀に建てられたものもあるそうだが、この窓のある壁の家は、どのぐらいの年月を経ているのだろうか・・・。
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コメント
これまた笑いがつくくらいの絶品ですね! じんた堂さんのこのシリーズの毒気にあたり、本気でペナンに行きたくなってきました(^^; なんとも不純な動機…という気がしないでもありませんが(^^;
投稿: masa | 2008/01/07 02:10
いつもコメントありがとうございます、
ペナンに、なんでこんな古い家が残っているのだろうかと考えると、夜も眠れなくなってしまい思わず昼に居眠りしてしまいます。というのは冗談で、これも理由があるそうで、そのこともいずれ書きたいと思ってます。
投稿: じんた堂 | 2008/01/07 21:47
おはようございます!
まだまだペナン、
楽しみです。
レンガが一番下なんですね。
投稿: おじさんの独り事 | 2008/01/09 06:19
その昔、日本の土壁は、竹を芯にしたそうですが、ペナンはレンガが芯になっています。
ヨーロッパで見かける壁と同じかも。
投稿: じんた堂 | 2008/01/09 10:10