スポーツコート
真新しいスーツ姿の若者を見ると、新入社員時代の出張での出来事を思い出す。
もともと服装に自由な会社、その中でも私がいたのは自由度が高い部署だったので、海外から来るメンバーも含めてみなカジュアルな服装で仕事をしていた。そういう社内環境だったので、初めてのUS出張も、カジュアルな服しかもっていかなかった。
ところが現地で急に予定が変更になり、製品展示会に出席することになった。そのとき、現場の責任者がメールしてきたのが”ドレスコードはSuits or Sport coats”。スーツは分かるが、このスポーツコートというのが分からなかった。カタカナでスポーツコートと書くと、スポーツ選手がグランドなどで着るようなコートを思い浮かべてしまうが、Sport coatsとはどんな服だろうか?
現地にいた友人に聞いたら、この場合のスポーツコートはジャケットのこと、たとえばブルックスブラザースでは”Suits / Sport coats & Blazers”と表記しているそうだ。日本でいうジャケットは、アメリカではSport coatと言うらしい。いろいろやりとりして、そのときは私はブレザーを着ることでOKとなったが、こんなこと知っていれば何でもないが、知らないと相当悩む。
じつは、これには後日談があり、展示会場に入ってみたら皆シャツ姿で、なかには会社のロゴ入りポロシャツの人もいて、スーツやスポーツコートを着ている人はまったくいなかった。結局、ドレスコードの話しはそれきりになり、ジャケットは、アメリカではスポーツコートということだけが印象に残ったような・・・。
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