鬼子母神前
池袋と渋谷を結ぶ地下鉄副都心線が、6月14日に開通する。
この路線は、埼玉県和光市から池袋を経由して渋谷まで、東武線、西武線と相互乗り入れし、2012年には東急東横線とも接続が予定されている。
先日、その路線予定図をみていたら、鬼子母神の近くに駅が出来ることに気付いた。
鬼子母神は、池袋・目白と早稲田の間に位置しているが、主要駅からの簡単なアクセス方法がなかった。これが鬼子母神の良さでもあったのだが、いままでは早稲田から都電にのんびり揺られながら向かっていた。そこに地下鉄が通ることになったのだ。
地下鉄の新しい駅は、都電の鬼子母神前駅の近くにつくられ、駅名は雑司ヶ谷駅となる。
ところが、すでに都電にも雑司が谷駅があり、これは雑司が谷霊園(永井荷風、泉鏡花はここに眠っている)の最寄り駅となり、鬼子母神前駅の隣りにある。つまり、同じ駅名(雑司が谷)だからすぐ乗り換えられると思うと、これが500メートル離れている。さすがにこれではマズイと思ったのだろうか、都電の雑司が谷駅の駅名を変更するらしい。
先日、その鬼子母神を訪れたら、ちょうど雨も上がり、新緑の木々の間から日差しがもれてきた。鬼子母神付近は、どこか古い東京がひっそり残されているような雰囲気がする。はたしてこの町は、地下鉄開通により、どのように変わるのだろうか。
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コメント
ややッ すがすがしいと言うか神々しいとうか
苦瓜コメントの後にみたのですが
また別の きらきらがすてき
投稿: うまり | 2008/05/31 22:50
うまりさん、コメントありがとうございます、
鬼子母神は、すでに夕暮れに近い時刻だったのですが、濡れた石畳に反射する日差しが良かったので、撮ってみました。
投稿: じんた堂 | 2008/06/02 10:25