湊にて
ここ3日ほど続いたぐずついた天気を一気に帳消しにするような、気持ちの良い晴天となった今日。吹く風もさらりとして部屋にいてはもったいないと、隅田川河口の水辺の町へ。
亀島川は、茅場町付近で日本橋川から別れて隅田川に注ぐ、わずか1Kメートルほどの短い川。川の両岸は階段状のテラスになっているが、残念ながら遊歩道として整備してないので川べりにおりられず、道路を歩くしかない。霊岸橋、新亀島橋、亀島橋、高橋、南高橋など、亀島川にかかる橋をながめながら隅田川へ向かへば、祭りが終わった鉄砲洲稲荷前に。
ここは以前来たことがあり、そのころは周辺に看板建築の古い家が残っている落ち着いた町だったが、どうも様子が違う。かつて長屋だったものを分断したのか、側壁をブルーの波板でおおった家がポツリポツリと立っている。家がなくなった空き地部分に二段リフト駐車機が設置されているが、それも、すでにサビにおおわれている。見上げれば川向こうの佃島にあるタワーマンションが、ここもあのような街になるのだろうか・・・。
東京駅行きのバスが来たので早々に飛び乗れば、バス車内に新川停留所の案内が流れる。新川は、かつて幸田文が嫁いだ酒問屋があった地だが、車窓からはビルが・・・。
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