軒先を借りる
東京新聞は、東京のローカル紙。
その前身をたどれば、明治22年創刊の都新聞、さらに明治17年の今日新聞までさかのぼる東京新聞は、東京生まれ。その「購読申し込み」看板が、先日歩いた中央区湊町にあった。
新聞社の看板と言えば、紺色の地に白文字で新聞社名を書いた縦型のホウロウ看板を思い出すが、この看板は横型、しかもたばこ屋の軒先を借りている。独特な「東京新聞」の字体は昔と同じだが、その看板のスタイルは新しい。思わず、いまもあるのかと見入ってしまった。
ところで、以前、会社の若者から、
”新聞は、会社にくれば読めるし、アパートだと読んだあとの処分も困るので購読していない” と聞いた。
たしかに、TV番組表やニュースはネットで見られるので、一人暮らしだと新聞を購読する必要は少ない。そうなると、新聞「購読申し込み」の看板は、ますます少なくなるのか、それとも逆に増やしたほういがいいのか・・・。どちらにしろ、いまはネットとコンビニ、たばこ屋の軒先を借りる風景は少なくなりそうだ。
| 固定リンク
コメント