どくとるマンボウ昆虫展をみる
埼玉県川口市のSKIPシティで開催されている「どくとるマンボウ昆虫展」へ。
どくとるマンボウこと北杜夫につては、その久しぶりのTV出演の様子を”北杜夫をみるで書いたが、先日、そのコメントで「どくとるマンボウ昆虫展」の開催案内をもらったので行ってきた。
展示されている標本箱は28箱、それぞれの箱には、「どくとるマンボウ昆虫記」の文章とその中に登場する昆虫が入れらている。北杜夫は、戦前、すでに100箱を越える標本箱をもってたが、その全てを東京大空襲で失ってしまったと語っていた。
しかし、旧制松本高校時代や父である斉藤茂吉が疎開していた頃に採集した標本の一部は今も現存しており、今回のどくとるマンボウ昆虫展に展示されている。さらに「どくとるマンボウ航海記」の中でシンガポールで採集した蝶も、その標本が特定され展示されている。現存してなかった標本も、多くの昆虫愛好家の協力により集められ、「どくとるマンボウ昆虫記」の中に登場する虫のほぼ全てを網羅しているそうだ。
この昆虫展、北杜夫の「どくとるマンボウ」シリーズのファンにとっては、その文章のなかにときおり登場した虫達の実際の姿を見られる。さらに、なんと言っても、北杜夫自身が採集した虫達に出会える貴重な機会。
展示会は、8月10日から15日まで、川口市上青木にあるSKIPシティ内埼玉県産業技術総合センター多目的ホールで開催されている「川口市平和展」と一緒に行われている。SKIPシティにはNHKアーカイブスもあり、その交通アクセスは、こちらビジュアルプラザのページにあります。
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